なぜド軍は元守護神を獲得したのか? TJ手術で開幕絶望も…見える次への布石

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】

元守護神フィリップスと1年10億円で契約、TJ手術で復帰はオールスター前後か

 ドジャースは11日(日本時間12日)、エバン・フィリップス投手と1年650万ドル(約9億9000万円)で契約を結んだと発表した。昨年5月下旬に右肘のトミー・ジョン手術を受けており、シーズン開幕は絶望的。メジャー復帰は7月のオールスター前後が見込まれる。なぜ、元守護神の獲得に至ったのか。

 ドジャースの次の狙い。それはエンリケ・ヘルナンデス内野手との再契約だろう。ポストシーズンで抜群の勝負強さを発揮し、3度のワールドシリーズ制覇に貢献したチーム屈指の人気者。昨オフに手術した左肘は開幕に間に合わず、しばらくリハビリに時間を要すると見られているが、ユーティリティプレーヤーとして決して手放せない戦力だ。

 13日(同14日)のスプリングトレーニング開始時に60日間の負傷者リスト枠が空く。次の動きはフィリップスを60日間の負傷者リストに入れてメジャー出場前提の40人枠を空け、そこでキケの獲得に動くのではないだろうか。

 さらに、フィリップスの獲得で、再獲得から5日で事実上の戦力外(DFA)とした控え捕手ベン・ロートベットもウェーバーを通過させ、マイナー組織へ置きたい狙いが見える。長いシーズンを戦い抜くため、オフ期間中に極限まで選手層を厚くしようとしている。

 このオフは通算253セーブの守護神エドウィン・ディアスだけでなく、FAの目玉だったカイル・タッカー外野手には4年2億4000万ドル(約367億6000万円)を投じた。だが、ド派手な補強だけではない。今世紀初のワールドシリーズ3連覇へ、ドジャースはチーム編成の細部までこだわっている。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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