鷹戦力外→ロッテ入り「1軍の舞台でやり返したい」 25歳左腕が明かす再出発への“覚悟”

ロッテ・宮崎颯【写真:岡部直樹】
ロッテ・宮崎颯【写真:岡部直樹】

“拾ってもらった”ロッテで示す恩返し

“拾ってもらった”ロッテへ、結果で恩返しする。昨年10月にソフトバンクから戦力外を受けた宮崎颯投手は「チャンスをくださったチームで、腕を振って優勝に貢献したい」と語り、背水の陣で春季キャンプに臨んでいる。

 2022年の育成ドラフト8位でソフトバンクに入団。3年目の昨季は7月に支配下登録を勝ち取ったが、1軍登板は2試合にとどまった。同年オフに戦力外通告を受けた宮崎は「ホークスにやり返したいというよりも、1軍の舞台でやり返したいという気持ちがすごい強かった」と悔しさをのぞかせた。

 その後、左腕のもとにロッテから連絡が入った。「最初に支配下と言っていただいたときは、本当に嬉しかった」と球団への感謝を口にする。電話口で思わずガッツポーズした。再起への決意が、その言葉の端々に表れていた。

 ロッテでは1軍キャンプのメンバーに振り分けられた。入団後に感じたのは、チームの温かさだった。ソフトバンク時代もチームメートと良好な関係を築いていたが、移籍は初の経験で不安もあった。「新参者という立場になるのが初めてで不安もあったが、先輩も後輩も関係なく、声をかけてくださる選手が多い」と明かす。

 自主トレをともに行なった上田希由翔内野手や同学年の菊地吏玖投手ら旧知の存在がいたことも宮崎をチームに溶け込みやすくした。会話を重ね「すごく馴染みやすい環境」と新天地での印象を語った。

「ロッテに決まった瞬間から、絶対貢献するという強い覚悟を持って、ここまで準備をしてきた」。“拾ってもらった”という感謝を言葉だけでは終わらせない。与えられたチャンスを結果で示す。新天地での再出発は、まだ始まったばかりだ。

(岡部直樹 / Naoki Okabe)

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