“南半球の雄”に眠る怪物 「全米1位」が日本襲来…再現する「コリア・ショック」|オーストラリア


走好守すべてで規格外…ガーディアンズ傘下所属のバザーナ
オセアニアの野球大国・オーストラリア。2023年の前回大会では、1次ラウンドで韓国を破る大金星を挙げ、史上初となるベスト8進出を果たして世界を驚かせた。準々決勝でこそキューバに惜敗したが、粘り強い野球で日本の野球ファンから惜しみない拍手が送られた。今大会、再び東京ドームに乗り込む彼らには、前回以上の爆発力を秘めた“史上最高の逸材”が新たに打線へ加わる。
今大会で最大の注目を集めるのが、ガーディアンズ傘下のトラビス・バザーナ内野手だ。オーストラリア人として、そして米大学出身の二塁手として史上初となるMLBドラフト「全体1位」指名を受けた超新星だ。2024年に名門オレゴン州立大で打率.407、28本塁打、OPS1.479という驚異的な数字を記録。走攻守すべてにおいて規格外のポテンシャルを誇り、ドラフトで最高の評価を受けた。
特筆すべきは、その圧倒的なスイングスピードと対応力だ。まだメジャーデビュー前とはいえ、評価はすでに超一流の域。日本の精密なコントロールを誇る投手陣にとっても、初対戦となるこの若き怪物は、ひと振りで試合の流れを決定づけかねない極めて危険な存在だ。今シーズン中のメジャー昇格も視野に入れる至宝のバットは、侍ジャパンの1次ラウンド最大の障壁となるだろう。

率いるのは中日で活躍した「ディンゴ」ことニルソン監督
ただ、打線全体を見れば、バザーナだけに依存しているわけではない。メジャー経験を持つカーティス・ミード内野手(レイズ)、アーロン・ホワイトフィールド外野手(メルボルン・エイシズ)らが脇を固める。投手陣では、韓国プロ野球でも活躍したワーウィック・サーポルドが精神的支柱として君臨。指揮を執るのは、中日でも活躍した「ディンゴ」ことデビッド・ニルソン監督だ。
侍ジャパン、韓国、チェコ、チャイニーズ・タイペイと同じプールCに入ったオーストラリア。今回も府中で事前合宿を行い、大会へ臨む。下馬評は高くないが、前回大会で見せた「コリア・ショック」の再現を誰もが警戒している。バザーナという全米が認めた才能が、オーストラリアの粘り強さと融合したとき――東京ドームで再び、「南半球の旋風」が巻き起こる可能性は十分にある。
オーストラリア代表メンバー一覧








(Full-Count編集部)






