「日本でプレーしたい」豪州代表28歳が描く夢 祖父母は静岡在住…心に残る“第2の故郷”

日本人の母を持つジョージ・カリルがDeNA戦に「9番・二塁」で先発出場
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する豪州代表は28日、横浜スタジアムでDeNAと練習試合を行い、0-2で敗れた。「9番・二塁」で先発出場したジョージ・カリル内野手は、日本人の母を持ち、日本語もペラペラ。「日本で野球をやりたいし、日本に住みたい」との夢を描いている。
横浜スタジアムのスタンドには、豪州から応援に来た両親と弟だけでなく、静岡県に住んでいる祖父母も駆けつけた。カリルは「豪州代表として日本に来られるのはスペシャルなこと。日本と試合できるのも本当に楽しみなんです」と目を輝かせた。
幼少期には夏休みを利用して3か月ほど日本で過ごしたこともあった。28歳となり「一番の思い出は食事。毎日美味しいものを食べていたよ。牛丼、焼き肉、たこ焼き、納豆巻き……そういうのをいっぱい食べたね」と振り返る。納豆といえば、独特の匂いから苦手とする外国人も多いが「子どものときから食べているから全然平気。美味しく食べているよ」とどこ吹く風だった。
「日本の野球をリスペクトしている」というカリルは、YouTubeなどで日本野球の映像をチェックすることも多いのだという。「豪州の野球はリラックスしてやるスポーツなのでそこがちょっと違うかなと思います。日本の方がシリアス。でもそういう練習の仕方も見て、真似したいと思っています。日本の選手はみんなレベルが高いから、そういうふうにやりたい」とリスペクトの思いは強い。そして、その先に見据えている場所がある。
「これまで米国の独立リーグと大学にも行っていたけど、日本で野球をやりたいと思っています。独立リーグでも出たいし、どこかNPBのチームで出られることがあったら……。とても大好きな国だから、チャンスがあればと思っています」
ルーツのある日本で、間もなく豪州を背負っての戦いが始まる。その先に、日本でのチャンスが待っているかもしれない。
(町田利衣 / Rie Machida)