韓国撃破で“高校生以来”の涙 台湾主砲、溢れ出た感情…20年目で手にした悲願

元西武の呉念庭、「5番・一塁」で出場
■チャイニーズ・タイペイ 5ー4 韓国(8日・東京ドーム)
第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場するチャイニーズ・タイペイは8日、韓国に延長戦の末5-4で勝利し、準々決勝進出への望みをつないだ。元西武でこの日5番で出場した呉念庭(ウー・ネンティン)内野手は、初の韓国戦勝利にベンチで感激の涙を流した。
試合は激闘となった。5回には勝ち越したものの、その裏に逆転2ランを被弾。8回にはフェアチャイルドに逆転2ランが飛び出すも、その裏に同点に追いつかれた。
それでも、タイブレークとなった延長10回にスクイズで1点を勝ち越し。その裏を無得点に抑え、WBCでは初めて韓国から白星を挙げた。
試合が終わった瞬間、多くのチャイニーズ・タイペイファンで満員となっていた東京ドームは熱狂の渦に包まれた。選手たちは大会で優勝したかのように飛び跳ね、勝利を喜んだ。
元西武の呉念庭は、ファンへのお辞儀を終えてベンチへ戻ると、涙があふれた。「WBCで初めて韓国相手に勝利。勝ち取ったという1勝。学生時代から(試合を)見てきて、なんとか自分たちの代で勝ち取りたいなと思っていた。ベンチに下がってから、感情があふれて……」。泣いたのは「高校以来じゃないですか」と振り返った。
チャイニーズ・タイペイは、8日の第2試合で豪州が日本に勝利するれば敗退が決まる。豪州が敗れた場合は、9日の韓国と豪州の試合で韓国が勝利し、かつ失点率によって、韓国かチャイニーズ・タイペイのどちらかが準々決勝に進出する。
(上野明洸 / Akihiro Ueno)