「日本の野球ファンは史上最高」 米識者がWBCで感動…敵右腕にも忘れぬリスペクト

侍ジャパンに敗戦後、整列してスタンドへ挨拶するチェコ代表【写真:小林靖】
侍ジャパンに敗戦後、整列してスタンドへ挨拶するチェコ代表【写真:小林靖】

日本戦で4回2/3を無失点と好投し代表キャリアに幕

■日本 9ー0 チェコ(10日・東京ドーム)

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドC組が10日に東京ドームで行われ、チェコ代表は野球日本代表「侍ジャパン」に敗れた。この試合で代表ラスト登板を迎えた先発のオンジェイ・サトリア投手に対し、日本のファンから温かいスタンディングオベーションが送られた。感動的な光景に米識者からも「史上最高」と称賛の声が上がっている。

 前回大会で大谷翔平投手から三振を奪って話題を呼んだ右腕は、この日も持ち味を存分に発揮した。最速129キロの直球とチェンジアップ、カーブを武器に凡打の山を築き、日本打線を相手に4回2/3を投げて6安打無四球3奪三振の無失点と好投。5回2死二塁の場面で降板する際、指揮官やナインとハグを交わしてマウンドを降りると、場内のファンは総立ちで快投を称えた。

 本職は電気工事の管理業務という異色の経歴を持つサトリアの好投もあり、チームは7回まで0-0の大接戦を演じた。8回に崩れて大金星こそ逃したものの、試合後には充実した表情で整列しファンの大歓声に応えた。そして最後は一人でフィールドに残り、球場全体からのスタンディングオベーションを全身で浴びていた。目を潤ませながら、思い出深い東京の地を後にした。

 敵味方を越えた美しい光景に、米放送局「FOXスポーツ」のベン・バーランダー氏も感銘を受けた様子だ。

「素晴らしい。東京プール(東京ラウンド)が幕を閉じた。そしてそれと同時に、チェコ代表オンジェイ・サトリアの代表キャリアも幕を下ろす。日本打線を4回3分の2にわたって無失点に抑え込んだ、あの『電気技師』だ。東京ドームは彼にスタンディングオベーションを送り、彼はその光景を全身で噛み締めていた」と自身のX(旧ツイッター)を更新し、続けて「日本の野球ファンは史上最高だ」と大絶賛していた。

【実際の動画】「日本の野球ファンは史上最高」代表引退のチェコ右腕へ送った感動の光景

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