WBCを席巻する「イタリア旋風」 首相が米国撃破にご満悦…野党も巻き込む“大演説”に喝采

メキシコに勝利したイタリア代表ナイン【写真:ロイター】
メキシコに勝利したイタリア代表ナイン【写真:ロイター】

イタリアは米国に8-6で勝利…メキシコも撃破で4連勝

■イタリア 9ー1 メキシコ(日本時間12日・ヒューストン)

 イタリア代表は11日(日本時間12日)、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド・プールBの最終戦、メキシコ戦に9-1で大勝した。4連勝で1位通過を決め、今大会で一躍旋風を巻き起こしている。代表の活躍は本国にもしっかり届き、ジョルジャ・メローニ首相が上院で言及するほどだった。

「WBC史上最大の下剋上」と言われたのが、10日(同11日)のイタリア-米国戦だった。イタリア打線は序盤から米国投手陣を打ち込み、相手のミスも逃さない隙のない野球で一時は8点リードを保った。終盤には2点差に迫られたものの、最後はアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)を三振に仕留め、大金星を手にした。

 迎えた1次ラウンド最終戦は、3連勝のイタリアも状況次第では準々決勝に進出できない状況だっが、この日もバットは序盤から好調。ビニー・パスカンティーノがWBC史上初の1試合3本塁打を放てば、エースのアーロン・ノラが5回無失点の好投でメキシコを沈黙させた。前回大会もイタリア代表はベスト8入りを果たしたが、やはり優勝候補を立て続けに撃破したインパクトは凄まじい。

 試合前にメローニ首相が上院議会で演説を行った際には、「我が野球代表『アズーリ』が本場アメリカの地で彼らを破ったことを思えば、これから何が起きるか想像もつきません。これについては、たまには野党の皆さんも満足してくれるのではないでしょうか(笑)」と語り出し、拍手が巻き起こっていた。

 イタリアではまだまだ野球が盛んとは言えない。それでも、懸命にプレーしてアップセットを巻き起こす“エスプレッソ軍団”への注目度は急上昇中。14日(同15日)にはプールA2位の強豪プエルトリコと準々決勝を戦う。

(Full-Count編集部)

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