WBC米国代表は「イタリアに寄付すべき」 薄氷の1次R突破に米記者がまさかの提案

1次ラウンド・プールBを2位で通過したアメリカ代表【写真:アフロ】
1次ラウンド・プールBを2位で通過したアメリカ代表【写真:アフロ】

メキシコが4得点以下で勝利(9回)なら米国が敗退だった

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は11日(日本時間12日)、1次ラウンド・プールBの最終戦、メキシコ-イタリア戦が行われ、イタリア代表が9-1で勝利。4連勝で1位通過を決め、同時に米国代表の2位が決まった。結果次第では米国の敗退も考えられた中、ギリギリの突破。米国の敏腕記者は、マーク・デローサ監督に“異例の提案”を行った。

 アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)やポール・スキーンズ投手(パイレーツ)ら世界最高峰の選手が揃う米国代表。戦前では優勝候補最有力と見る声も多かったが、10日(同11日)には6-8でイタリアに敗れた。「WBC史上最大の下剋上」により、11日(同12日)の試合で、メキシコがイタリアに勝利した場合は失点率次第でグループリーグ敗退の危機に晒された。

 イタリアに敗れた試合後には米国のデローサ監督への批判が殺到。試合前に米番組に出演した際、「すでに準々決勝進出は決まっていますが、それでもこの試合に勝ちたいと思っています」との失言をしていたことが拡散し、「監督を辞めるべき」「状況を理解していないのか」「酷すぎる」と大バッシングを受けた。

 それでも、他力本願ながら決勝トーナメントへ望みを繋いだ。今後は文字通り、負けたら終わりの一戦となる。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」の名物記者、ケン・ローゼンタール氏は米国の突破が決まると、「マーク・デローサと米国代表に訪れたWBCの九死に一生。今こそその幸運を活かす時だ」との見出しで今後の代表を占った。

 イタリア代表のビニー・パスカンティーノ内野手(ロイヤルズ)がWBC史上初の1試合3本塁打を放ち、試合後に「どういたしまして、USA」と発言したことに触れ、ローゼンタール記者は「米国代表は、獲得した賞金をすべてイタリア野球連盟に寄付すべきかもしれない」と“異例”の提案した。さらに「イタリア代表全員にアルマーニのスーツを新調するか、現在スプリングトレーニングに参加しているイタリア系メジャーリーガーを大会の残りの期間、レンタル移籍させるくらいのことはしてもいい」と軽快なジョークを飛ばした。

 ローゼンタール記者の提案が通るかどうかはともかく、米国代表がイタリア代表に救われたという事実は否定できない。プールB2位の米国代表は、準々決勝ではプールA1位のカナダと13日(同14日)に対戦する。

(Full-Count編集部)

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