「WBC史上最高の出来事」 海外でも脚光浴びた“ラスト登板”…侍制圧の100%に「信じられない」

チェコ代表のオンジェイ・サトリア【写真:ロイター】
チェコ代表のオンジェイ・サトリア【写真:ロイター】

分析データが明らかにしたサトリアの凄み

 侍ジャパン打線を封じたチェコ代表のオンジェイ・サトリア投手が脚光を集めている。チェコは10日、東京ドームで行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドC組の日本代表と対戦。8回に9点を奪われ敗戦したが、5回途中まで無失点投球の右腕に、海外のスカウトが注目。投球データを詳細に分析し、「WBC史上最高の出来事の1つになる」と絶賛している。

 サトリアは、侍ジャパンを相手に4回2/3を投げて6安打3奪三振、無失点の好投を披露した。最速129キロながらも落差の大きいチェンジアップを巧みに投げ分け打者を翻弄。スコアボードにゼロを並べた。29歳右腕は今大会限りでの代表引退を表明しており、この日が“ラスト登板”。マウンドを降りる際、超満員の東京ドームは温かい拍手に包まれた。

 この力投に海外の専門家も熱視線。ドミニカ共和国やメキシコのリーグで分析官を務めるドミンゴ・サンチェス記者は、自身のX(旧ツイッター)で投球データを公開。速球、チェンジアップ、シンカー、カーブの変化量が一定で、かつリリースポイントがほぼ同じだったと分析した。投球全体の63%を占めたチェンジアップの空振り率は30%で、速球は全体の僅か7%も空振り率は100%だったことを明かした。

 普段は電気工事の管理業務を本職とする右腕が、世界トップレベルの打者たちを封じた姿にファンも大興奮。サンチェス記者の投稿で、サトリアの凄さを知ったファンは「80マイル前半の速球で、世界最高のチームと言われる相手に空振り率27%は信じられない」「日本は初物に弱い」「彼は電気を消した」「6割チェンジアップでも打てないんだからすごいや」などとSNSでコメント。有終の美を飾った右腕に感服している様子だった。

(Full-Count編集部)

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