侍Jとの激闘直後…ベネズエラ監督が衝撃告白 お金より優先した“母国愛”「なぜならば」

「私が家に持ち帰る唯一の土産」20年後に誇れる悲願のベスト4進出
■ベネズエラ 8ー5 日本(日本時間15日・マイアミ)
野球日本代表「侍ジャパン」は14日(日本時間15日)、米マイアミで行われた第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝・ベネズエラ戦に5-8で逆転負けを喫した。見事な逆転劇で日本を下し、準決勝進出を決めたベネズエラ代表だが、試合後の会見でオマール・ロペス監督が自身は無給で指揮を執っていることを告白。祖国への深い愛を語った言葉が反響を呼んでいる。
侍ジャパンから劇的な逆転勝利を収め、歓喜に沸くベネズエラ代表。多くの同胞が暮らすマイアミでの大一番を制し、試合後の会見に臨んだロペス監督は、ファンたちの前で勝利したことの意義について問われると驚きの事実を明かした。故郷に帰ることができない人々も多い中でチームとの繋がりを意識しているかと問われた指揮官は、「マイアミだけではありません。私は無給でやっています。チームを指揮することで報酬をもらっているわけではありません」と、ボランティアで代表監督を務めていることを告白した。
その上で、自身の原動力となっている母国への熱い思いを吐露した。日本戦の勝利によって「今この瞬間、私の国は祝杯を挙げています。最高に幸せな状態で、人々は通りに繰り出しています」と語り、母国の人々が喜ぶ姿を想像。それが自身にとってこの世の誰よりも幸せなことだと明かし、「なぜなら、それが私にできる唯一のことだからです。私の国のためにできる、唯一のことなんです」と力説した。
多くの人々に支えられながらチームを指揮し、国中を熱狂の渦に巻き込んでいるロペス監督。強敵の日本を倒してベスト4へと駒を進め、「あと2試合あります。国中が1週間くらいお祭り騒ぎになるかもしれません」とさらなる快進撃を見据えた。この日の劇的な勝利についても「やり遂げましたが、それはもう過去のことです。さあ、次へ行きましょう」と語り、すでに準決勝へと気持ちを切り替えている様子を見せた。
最後に指揮官は、マイアミのみならず国外にいる多くの同胞たちにも幸せであってほしいと願い、「それこそが、私が家に持ち帰る唯一の土産です」と表現した。そして「20年後、いつか話したように『私は少なくとも1日か2日は、自分の国を幸せにしたんだ』と言える。私に必要なのは、それだけです」と締めくくり、純粋な祖国愛でチームを牽引していることを証明していた。
(Full-Count編集部)