米国に噴出する“戦犯探し” 監督を「クビにしろ」…MLB球団も批判の矛先「嫌いになった」

ミラーは準々決勝から2戦連続セーブ、中1日で登板可能でもあったが…
■ベネズエラ 3ー2 米国(日本時間18日・マイアミ)
第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は17日(日本時間18日)、ベネズエラの初優勝で幕を閉じた。米国は2023年に続き、同じ「2-3」で惜敗。試合後は守護神を投入しない起用が物議を醸し、派遣先のパドレスと首脳陣に米ファンは怒りをぶつけている。
米国は終始劣勢だったが、8回にブライス・ハーパー内野手(フィリーズ)の起死回生の2ランで試合を振り出しに戻した。9回表を抑えればサヨナラの可能性もあるなか、マウンドに送ったのはセットアッパーのギャレット・ウィットロック投手(レッドソックス)だった。
実力のある右腕だが、この日は緊張もあってか先頭に四球を与えると、二盗を許してピンチが拡大。そして、二塁打を浴びて一瞬にして勝ち越された。その後はどうにか抑えたものの、裏の攻撃で米国は反撃できずに1点差で敗れ去った。
米国代表の守護神は、超剛腕のメイソン・ミラー投手(パドレス)が務めている。13日(同14日)の準々決勝・カナダ戦は9回から登板して3者連続三振、15日(同16日)の準決勝・ドミニカ共和国戦も9回を無失点に抑えた。状況を考えると、ミラーを投入するのは理にかなっていたはずで、試合前の会見でマーク・デローサ監督も「登板可能」と話していた。
試合後はデローサ監督の投手運用が批判された。そして会見でミラーを使わなかった指揮官は「パドレスに敬意を表する。もし我々が勝ち越せていれば、彼を投入していただろう。だが、同点の状況で彼を登板させるつもりはなかった」と話し、球団との“約束”もあって使えなかったという。
デローサ監督に対して「俺達がホームチームなんだぞ! いつ使うんだ」「デローサはクビにしろ」「酷すぎる」と批判の声が寄せられたのはもちろん、国の威信をかけた一戦で“条件”をつけたことに「冗談だろ?」「パドレスはアメリカの敵だ」「この国を救うシチュエーションだったのに」「パドレスが嫌いになった」「パドレスアンチに」「さすがにおかしいだろ」「いい加減にしてくれ。アメリカ代表がWBCをエキシビションのように扱っているようでは、いつまで経っても優勝などできるわけがない」と厳しい言葉が飛んだ。
(Full-Count編集部)