失意の米国監督「言い訳はしない」 最強軍団形成も“失言”で波紋…最後まで貧打に泣く

米国代表のマーク・デローサ監督【写真:荒川祐史】
米国代表のマーク・デローサ監督【写真:荒川祐史】

ベネズエラに敗戦…2大会連続で準優勝

■ベネズエラ 3ー2 米国(日本時間18日・マイアミ)

 第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝が17日(日本時間18日)にローンデポパークで行われ、米国代表がベネズエラ代表に敗れ、2大会ぶりの優勝を逃した。試合後、会見に臨んだマーク・デローサ監督は「何も言い訳はしない」と語り、敗戦に失意を隠せない様子だった。

 ベネズエラの前にあと一歩及ばなかった。「適切なタイミングで勢いに乗り、ここ一本という場面で大きなスイングができるチームが勝つということ。今大会を通じて、我々は打線がなかなか勢いに乗れていないと感じた」と、決勝で3安打に終わった打線を嘆いた。続けて「結局のところ、どのチームも春季トレーニングの初期段階にあり、選手たちはシーズンに向けて準備をしている最中です」と、選手の状況にも理解を示した。

 初の世界一に輝いたベネズエラには「脱帽だ。昨夜のイタリア戦で激闘を繰り広げ、ブルペン全部を使い、休みなしで再びフィールドに戻ってきて、それは見ていて本当に特別なものだった」と称賛の言葉を並べた。

 次回大会に向けては「(監督要請がきたら)100%イエスだ。ぜひもう一度やりたい。優勝というゴールラインを越えたい」と“再登板”に意欲。「あのロッカールームで選手たちがどれだけ傷ついているかを見れば、あなたもその理由がわかるはずだ」と、試合後にナインが見せた沈痛の表情が忘れられないと明かした。

 最後に指揮官は「国を代表し、2週間半の間一致団結した。だから、この特別なグループの一員になれたこと、そしてアメリカを代表して戦えたことを誇りに思う」と語り、決勝まで勝ち進んだナインを称えた。

 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、サイ・ヤング賞投手のポール・スキーンズ(パイレーツ)とタリク・スクーバル(タイガース)、MVP2回のブライス・ハーパー(フィリーズ)らの最強チームを結成して臨んだ米国代表。デローサ監督は2大会連続で指揮を執り、2017年以来、2度目の優勝を目指した。

 しかし1次ラウンドではイタリアに大金星を献上。デローサ監督は試合前にMLBネットワークのテレビ番組「Hot Stove」番組内で「すでに準々決勝進出は決まっていますが、それでもこの試合に勝ちたいと思っています」と“勘違い発言”をしていたことが発覚し、批判の声が寄せられた。

 それでも、準々決勝のカナダ戦に勝利すると、準決勝ではドミニカ共和国を撃破。3大会連続で決勝進出を決めた。ベネズエラ戦は2点リードで迎えた8回にハーパーが起死回生の一発。しかし直後の9回に勝ち越され、2大会連続で世界一を逃した。

(Full-Count編集部)

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