物議醸した“登板回避” 敗戦に直結…米国守護神の本音「投げたかった」「でも」

2-2の9回のマウンドはウィットロック…直後に勝ち越し二塁打を浴びて敗戦
第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は17日(日本時間18日)、ベネズエラの初優勝で幕を閉じた。米国は2023年に続き「2-3」で惜敗。試合後は敗因の要因の一つに、守護神のメイソン・ミラー投手(パドレス)を起用しなかったが挙げられた。“当事者”のミラーがチームに合流し、思いを語った。
米国は8回にブライス・ハーパー内野手(フィリーズ)の2ランで同点とし、9回を迎えた。好投手からつぎ込むのがセオリーといえる状況だが、マウンドに上がったのはセットアッパーのギャレット・ウィットロック投手(レッドソックス)だった。結果、四球と二盗、そして二塁打を浴びて勝ち越しを許し、そのまま敗れることになった。
マーク・デローサ監督は試合前にミラーの登板は可能だと伝えていたが、試合後の会見ではパドレスとの“約束”でセーブシチュエーションないし勝ち越している状況でないと起用できなかったことを話した。この発言もまた物議を醸す結果となっている。
ミラーは決勝を終えてパドレスに合流。地元ラジオ局「97.3 The Fan」は19日(同20日)に右腕が報道陣の取材に応じる場面を投稿した。米国代表の守護神は「もちろん投げたかったよ。でも、ブルペンを見渡せば、1年中重要な場面で任される投手が揃っていた。選手(目線)としてはプレーしたかったし、投げたかったけど、彼ら(の実力)を軽視していた訳ではない。(今まで)多くの成功を収めてきた選手が投げていた。終わった後に、批判することは全くないよ」と話した。
一方でパドレスから登板許可が下りたことに「許されるとは思っていなかった」という。「試合前に(パドレスから)『正直言って5日で3登板をさせたくない。準々決勝と準決勝も君は投げている』と言われた。なので、制限があっても、(決勝で)登板可能になったことに感謝している」。しかし、その条件が満たされることはなかった。
ミラーは「でも、最終的に投げる機会がなかった……だから、少し失望しているよ。でも同時に制限があることは(始めから)理解していたから、(投げなかったことに対して)驚きはなかったよ」と本音を口にした。
(Full-Count編集部)