「愛国心ない」との批判も…米国主砲は否定 ナインに滲む失意、決意した「WBCで金メダルを」

米国代表のブライズ・ハーバー【写真:ロイター】
米国代表のブライズ・ハーバー【写真:ロイター】

「母国の為にプレーしない」は誤解 ハーパーが説く愛国心と次大会への情熱

 第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、ベネズエラの初優勝で幕を閉じた。米国代表は決勝で惜敗し、連覇を逃す形となったが、キャンプ地に戻ったフィリーズのブライス・ハーパー内野手らはそれぞれの思いを口にしている。地元メディア「6abc WPVI フィラデルフィア」の元キャスター、ジェフ・スクヴェルスキー氏らが、敗戦の悔しさと代表への誇りを語るスターの姿を伝えている。

 ハーパーは、決勝の8回に同点2ランを放つなど意地を見せたが、あと一歩及ばず「私たちの望む結果にならなかった」と悔しさを滲ませた。また、パイレーツのポール・スキーンズ投手は、地元紙「ピッツバーグ・ポストガゼット」のコリン・ビーズリー記者に対し、敗退について「不十分だ」と歯切れの悪い口調で回答。頂点に届かなかった現実を突きつけられながらも、代表チームで過ごした時間に価値を見出していた。

 今大会では主力投手の辞退や起用法が議論を呼んだが、ハーパーは安易な批判に反論している。一部で囁かれた「愛国心がない」「母国の為にプレーしない」という声に対し、「それは事実とは大きくかけ離れている」と強調。投げられなかった選手も含め、全員が愛国心を持って臨んでいたことを説いた。不参加や制限があるなかでも、最高峰の舞台で母国のユニホームを着て戦うことの意義は不変であることを示したといえる。

 米放送局「NBCスポーツ・フィラデルフィア」のジム・サリスベリー記者の記事によると、ハーパーは「あの瞬間は、野球界の勝利だと思う」と大会を総括した。次回の参戦についても、決勝で先発したメッツのノーラン・マクリーン投手は「私は間違いなくイエスと答える」と断言。MLB公式サイトのアンソニー・ディコモ記者に対し、早くもリベンジへの意欲を示しており、米国代表の情熱が途切れることはない。

(Full-Count編集部)

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