元メジャーHR王が断言…楽天24歳は「飛躍の年になる」 球場一新がもたらす恩恵

楽天のルーク・ボイト【写真提供:PLM】
楽天のルーク・ボイト【写真提供:PLM】

本拠地のフェンスが前方に移設されることも「打球の伸びにプラス」

 来日1年目から、67試合に出場し、243打数73安打、13本塁打をマーク。規定打席未到達だったものの打率.300を残し、打線の核として存在感を発揮した楽天の主砲ルーク・ボイト内野手。初めてフルシーズンを戦う今季は、さらなる飛躍が見込まれる中、今回はチームのこと、そしてトレードマークになりつつあるヘッドバンドについて聞いた。

 昨季は4年連続の4位と悔しい結果に終わった一方で、宗山塁内野手や中島大輔外野手、黒川史陽内野手、古謝樹投手、西垣雅矢投手など若い選手が台頭し、投打ともに選手層の厚みが整ってきた楽天。中でも、特に注目している若手を問うと、ボイトは真っ先に黒川史陽内野手の名前を挙げた。

「今年は黒川にとって大きな飛躍の年になると思っています。今、彼がさらにパワーをつけられるようにチームで取り組んでいるところですが、彼には本当に大きなチャンスがあります。去年、村林(一輝)もそうでしたが、彼も3割近い数字を残しました。今はゲームの進め方を学びつつ、パワーやスイングスピードを向上させるために取り組んでいますが、その成果は必ず結果として表れるはずです」

 また、今年から本拠地・楽天モバイルパークの外野フェンスが前方に移設されることも、「黒川の打球の伸びに間違いなくプラスに働く」と予言。そのほかの多くの若手野手にとっても「大きな転機になるはず」だと見据え、若い選手の活躍に期待を込めた。

トレードマークになりつつあるクールなヘッドバンド 着用のきっかけは?

 ボイトといえば、星条旗やチームロゴなど、色とりどりのヘッドバンドを身に着けた姿を思い浮かべるファンも多いだろう。

 着用し始めたきっかけをたずねると、「とにかく汗かきだから、打席に立っている時に、顔に汗が流れてこないようにするためだったんです」と答えた。約10年前、汗止めのためにつけ始めたヘッドバンドが、やがてボイトのルーティンとなり、今やトレードマークにもなっている。

「チームが今年、アメリカの国旗が入ったかっこいいヘッドバンドをつくってくれたんです。他にも、私の背番号が入った楽天オリジナルのものもありますし、アメリカからもいくつか取り寄せているところです」

 今年、球団からプレゼントされた6つのヘッドバンドに加えて、アメリカから30種類ほど取り寄せている最中で、「中にはかなり派手なデザインのものもありますよ!」と笑みを浮かべた。また、「同じヘッドバンドを着けている時はだいたい“調子が良い”というサインです。結果が出ず、調子が落ちない限りは変えないようにしているので、ダメな試合があったら、別のデザインにチェンジしています」とこだわりを明かした。

 さらに、ヘッドバンドがSNSでもたびたび話題になっていることは本人の耳にも届いているという。「バッティング練習中やグラウンドでもずっと着けているんですが、ファンや周りの選手たちが『そのヘッドバンド最高にクールじゃん!』と声をかけてくれるんです。だから、ほかの選手もそのうち着け始めるんじゃないかな」。

 続けて「ファンの皆さんがヘッドバンドで楽しんでくれていたら最高ですね!」と声を弾ませた。今年はより一層、ヘッドバンドに注目が集まりそうだ。

「フルシーズン戦ってチームの優勝に貢献したい」今季にかける想い

 最後に、今季の戦いに向けて意気込みをたずねると、「今年の目標は、月並みかもしれないけど、『健康であること』。そして、フルシーズン戦ってチームの優勝に貢献したい、それが僕のゴールです。今、ファンの皆さんに伝えたいのは、また東北に戻れるのが本当に楽しみだということ。今年のチームはプレーオフに進出し、その先まで勝ち進む大きなチャンスがあると思っています。ぜひスタジアムに来て、僕たちを後押ししてください」と語った。

 そして、いつもの“あの言葉”とともに締めくくった。

「今年は勝利に貢献してくれる新しい戦力もたくさん加わりましたし、みんな体調も万全で仕上がりも良さそうです。とにかく気合は十分。トウホクサイコー!」

(「パ・リーグ インサイト」後藤万結子)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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