アルプスでたった1人…強豪校を支える女子応援団長 夏に向けた“切なる願い”

山梨学院のアルプスで奮闘した1人の女子団長部員「本当にやりがいがある」
第98回選抜高校野球大会は27日、準々決勝が行われ、第2試合では山梨学院(山梨)が専大松戸(埼玉)に1-2で破れ、準決勝進出を逃した。そんな中、山梨学院の三塁側のアルプスで大声を張り上げ、奮闘する1人の応援女子生徒がいた。
4月で新3年生になる藤巻好加(ふじまき・このか)さんは、1年生の時に前団長・遠山侑那(とおやま・ゆうな)さんの応援する姿に憧れて入部。その遠山さんは去年の夏に応援部から引退したため、今は藤巻さん1人で活動している。
「プレッシャーで不安になることはありましたが、前の団長さんも一人でやっていた時期があったので。見習って私も頑張ろうっていう気持ちの方が強いです」
普段の活動も、音楽を流しながら1人で活動する日々。「肩のキレとか、声の大きさだったりを気をつけて、こだわって練習をしています」。たった一人の応援団としての誇りを持って練習を重ねてきた。
まもなく4月に入り、新入生が入る季節になる。藤巻さんも新入部員の勧誘へ、準備が余念がない。「興味がある人は、私が着ている袴(はかま)を着てもらう体験をしてもらうかなと思っています」。仲間を増やす、“秘策”は着々と進めている。
「本当にやりがいあるものなので、一緒にやってくれる人がいたら嬉しいです」
NHKの中継でも紹介され、友達からは連絡がくるなど反響があった。「準決勝、決勝も応援を続けたいです」。その願いは届かなかったが、確かに山梨学院ナインの後押しになったはずだ。
(神吉孝昌 / Takamasa Kanki)