ベテラン捕手が新天地で再起 開幕1軍入りした37歳…振り返る歩みと現在地

オリックス・DeNAで積み上げた実績
2013年以来のリーグ優勝を目指す楽天に、経験豊富な捕手が加わった。2026シーズンから加入した伊藤光捕手が開幕1軍入りを果たし、新戦力として注目を集めている。ここまでのキャリアを振り返る。
伊藤光捕手は2007年高校生ドラフト3巡目でオリックスに入団。2010年までの1軍出場は計3試合にとどまったが、プロ4年目の2011年に66試合出場と飛躍した。2012年10月8日のソフトバンク戦では、西勇輝投手とのバッテリーでノーヒットノーランを達成した。2013年は137試合に出場し、打率.285(410打数117安打)、3本塁打を記録。翌2014年も正捕手として出場を重ね、ソフトバンクとの優勝争いを経験した。延長戦の末に優勝を逃した「10.2決戦」では涙を流し、この年はベストナインと三井ゴールデン・グラブ賞を初受賞した。
2018年7月、出場機会減少を背景にDeNAへトレード移籍。加入後は故障離脱もありながら、嶺井博希捕手や戸柱恭孝捕手、山本祐大捕手らと競い合いチームを支えた。2019年には84試合に出場し、チームのクライマックスシリーズ進出に貢献。2023年はバウアー投手と主にバッテリーを組んだ。2025年は若手台頭の影響もあり6試合出場にとどまったが、ファームでは75試合で打率.309、2本塁打と結果を残した。同年オフに海外FA権を行使し、新天地に楽天を選択した。
楽天で迎えた2026年は、2月の久米島での2軍キャンプからスタート。オープン戦では4試合に出場し、7打数2安打の打率.286を記録した。楽天の捕手陣は太田光捕手、堀内謙伍捕手、石原彪捕手、田中貴也捕手ら中堅が中心となっている。そこに実績豊富な37歳のベテランが加わる構図となった。
(「パ・リーグ インサイト」菊地綾子)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)