大谷翔平が“難攻不落”なワケ 2球種が織りなす「トンネル」…米識者も脱帽「幸運を祈る」

ジャイアンツ戦に先発登板して7回無失点で今季3勝目
ドジャースの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、本拠地でのジャイアンツ戦に先発登板し、7回無失点の好投で今季3勝目を挙げた。直球とキレのある変化球を駆使して相手打線を圧倒し、チームの連敗を止める活躍を見せた。なぜ打てないのか。米国の識者たちは、“見極め困難”の魔球を分析した。
今季4度目となる投手専念のマウンドで、同地区のライバルを完全に封じ込めた。今季最多となる105球を投げて4安打無失点に抑え、最速101マイル(約162.5キロ)の直球を軸に8奪三振をマーク。初回2死一、三塁のピンチを空振り三振で切り抜けると、4回には3者連続三振を奪うなど、付け入る隙を与えない投球を披露した。
この日はフォーシームが投球全体の46%を占め、次いでスイーパーが39%とほぼ2球種だけで抑え込んだ。地元メディア「ドジャース・ネーション」のネルソン・エスピナル記者は自身のX(旧ツイッター)で投球映像を並べ、「ピッチトンネルの効果によって、打者の近くまで球が来て手遅れになるまで、速球なのかスイーパーなのかを見分けるのが非常に難しい」と分析した。
速球とスイーパーが途中まで同じ軌道にあり、打者の球種判断を遅らせて三振を量産しているという。また、「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏も頻繁に大谷の投球映像を公開。2回にアダメスを三振にした1球は「えげつない86マイル(約138.4キロ)のスイーパー」とし、4回にデバースを空振り三振に仕留めると「スイーパーでノックアウト」と伝えた。
フリードマン氏はさらに、初回のエルドリッジの打席で投じた2球目の速球と3球目のスイーパーの軌道を重ね合わせたオーバーレイ動画を投稿した。「101マイル(約162.5キロ)の速球と87マイル(約140キロ)のスイーパー」と紹介し、「(打者よ、)幸運を祈る」と皮肉交じりに綴っている。見極め困難な魔球を前に、打者はお手上げ状態といえる。
(Full-Count編集部)