退任の若林監督、9回2死から3ランで“終幕” 「後悔はしてない」東海大菅生での戦い

高道海心に9回2死から3ラン被弾
第108回全国高校野球選手権西東京大会の準々決勝が21日、神宮球場で行われ、東海大菅生は日大三に4-5で逆転負けを喫した。退任が決まっている元中日の若林弘泰監督は「ここまでよく頑張ってきたので、最後それを信じて、後悔はしてないかな」と晴れやかな表情を見せた。
昨夏の決勝戦を争った名門校同士の対決。先制したのは日大三だったが、4回に東海大菅生が勝ち越しに成功。6回には2死三塁から海沢海人が追加点を挙げた。8回に1点差に迫られたが、その直後に内野ゴロの間で貴重な4点目を奪った。
しかし9回、先頭から連続安打を許すと、犠打で1死二、三塁と走者を進められた。強烈な三ゴロを打たれたが2死とし、2番の高道海心を迎えた。勝利まであと1死だったが、薗部大輔が投じた初球を振り抜かれた。打球は無情にも右翼スタンドに着弾。まさかの3ランを浴びた。その裏、先頭を出したものの、ホームが遠かった。
昨夏の決勝に続く日大三への敗戦。若林監督は「いい試合はできたと思います」と振り返り、「満足してるって言ったら……悔しいのは悔しいですよ、やっぱり。でも選手はよくやったと思いますよ」とナインを労った。被弾した園部に対しても「よく頑張ってきたので、最後に園部と心中で間違ってなかったかな」と話した。
若林監督は今後について「学校とはまだそこまでは話できてはない」としつつも、監督を退く意向のようだ。
強豪校が揃う西東京。「日本一勝負できるのかなっていうのが何代かあった中で、全部で負けてるので。やっぱり、それが高校野球の醍醐味というか。強いチームが勝つわけじゃないし、勝ったチームが強いですし。どうやって勝たせるかとかっていうのはやっぱり難しいですね、それが面白さのかもしれませんけど」と若林監督。紙一重で終わった“最後の夏”だった。「やっぱり気持ちの問題だと思うんですよね。例えば、気持ちが技術を上回るっていうこともありますし」と振り返った。
(Full-Count編集部)