陽岱鋼が涙の引退会見「自分に勝てない」 39歳の決断…日本ハムや巨人に感謝、今後は明かさず

引退会見を行ったオイシックス新潟・陽岱鋼【写真:加治屋友輝】
引退会見を行ったオイシックス新潟・陽岱鋼【写真:加治屋友輝】

NPB通算1322試合、4度のゴールデン・グラブ賞や盗塁王にも輝いた

 今季限りで現役を引退するオイシックス新潟の陽岱鋼外野手が1日、新潟市内のホテルで引退会見を行った。日本ハム、巨人でもプレーしたプロ21年目の39歳が、涙で胸中を語った。

 グレーのスーツ、ピンクのネクタイ姿で登壇。引退理由を「ずっと戦ってきた体が今年も治そうとしていろいろなことをやってきたんですけど、増量やダイエットも。それが良くなってくれなかった。それを体と相談しながら決意しました」と明かした。

 妻に引退決断を告げると「いいよ。引退したら次は料理をやってくれれば引退していいよ」と言われたことを明かし「反応が面白かった」と笑った。台湾出身の陽岱鋼は、福岡第一高から2005年高校生ドラフト1巡目で日本ハムに入団。2016年オフに国内FA権を行使して巨人に移籍し、2021年まで5年間プレーした。NPB通算で1322試合に出場し打率.270、105本塁打、482打点、141盗塁。4度のゴールデン・グラブ賞や、2013年には盗塁王に輝くなど数々の功績を残した。2022年からの2年間は米独立リーグに在籍した。

 日本ハムには「勝負の世界ですし、ほかの選手に勝たないと戦えないいうのはすごく教えてもらった」と感謝。巨人には「最強の環境の中でプレーできて、いろいろな人に会って幸せでした」と振り返り、米国時代に引退もよぎったが、オイシックスの当時の監督だった巨人の橋上秀樹監督代行から「まだ野球をやりたいか」と連絡を受け、2024年の移籍を決断したと述べた。

 39歳での決断。「年とともに衰えていく。現実を見て、自分に言い聞かせて、何ができないというか自分に勝てないほうが一番大きいかなと思って」と告白した。そして日本ハム時代に共闘し、オイシックスのアンバサダーを務める今浪隆博氏から質問を受けると涙。今浪氏も涙を流した。

 今浪氏からは「NPBを離れてここまで現役を続けてきた原動力」を問われ、陽岱鋼は「一緒に戦ってきた仲間が去っていくのをつらいなと思って。どこかに彼らのために活躍しないといけないというのを自分の中で勝手に使命感を持っていた」と答えていた。

 今後については「やりたいことは自分の中でありますし、ただここで話すのは難しい」とし、シーズン終了後に明かす意向を示した。今季はファーム・リーグで30試合に出場して打率.200、0本塁打、5打点。7月27日に今季限りでの現役引退が発表されていた。

(Full-Count編集部)

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