有明、被災地・熊本に届ける劇的逆転勝利 9回2死からミラクル…1番・永田が大仕事

令和8年熊本地震で被災した故郷へ勝利届けた
第108回全国高校野球選手権大会は7日、阪神甲子園球場で第3日が行われ、第3試合に登場した有明(熊本)は立命館宇治(京都)に6-3で劇的な逆転勝利を飾った。敗戦まであと1死からのミラクル。被災地・熊本に届ける白星となった。
創部30年目で初めて立った聖地。有明は7月28日に発生した令和8年熊本地震で被災した熊本県民へ白星を届けようと懸命にプレーした。熊本生まれ、熊本育ちの高見一茂監督のもと、一球一打に思いを込めて最後まで戦い抜いた。
先発した工修哉投手(3年)は3回2死二塁で3番・江原雅登捕手(2年)に先制の適時二塁打を浴びた。5回から斉藤遼汰郎投手(3年)に継投したものの、6回には5番・東慶太内野手(3年)に2点適時二塁打を許し、リードを広げられた。
打線は7回、栄井彰外野手(3年)の左前打などで好機をつくると、1番・永田晴輝内野手(3年)の2点適時打で1点差に迫った。その後、永田の二盗のアウト判定を巡ってビデオ判定を要求した。今大会から導入され、甲子園で初めて実施されたものの、判定は覆らずに場内からどよめきが起きた。
9回はエラーを機に四球やパスボールで一打同点、勝ち越しのチャンスを演出した。打席には甲子園初得点を生んだ永田を迎えた。カウント0-1から直球を振り抜くと、打球は左中間を抜ける二塁打となった。走者を全員返す劇的な3点打に場内から大歓声が起きた。その後、悪送球が絡んで永田も生還した。
9回裏の守備では立命館宇治の反撃を凌ぎ切り、27個目のアウトを殊勲の長田が捕球。悲願の甲子園初勝利を手にした。被災した故郷にエールを送る白星に、ナインは歓喜した。
(Full-Count編集部)