負けた強豪が見せた“美しき敗者”の姿勢 号泣しながらも堂々…ファン注目「素晴らしい」

履正社は三重に惜敗した
第108回全国高校野球選手権大会は15日、3回戦が4試合行われ、第3試合で履正社(大阪)が三重に2-5で敗れた。号泣する選手も多くいたが、試合後は“美しき敗者”の姿で勝者を称えていた。
履正社は2回戦で167球の力投を見せた木村颯投手(3年)がベンチスタートとなり、左腕の上山篤慶投手(2年)が先発を任されたが、初回は1死も取れずに四球などで無死満塁のピンチを招くと、けん制悪送球や適時打などでいきなり3点を失う立ち上がり。結局、1回2/3で5失点で交代となった。
2回には遊撃手のエラーなどでピンチが拡大し、2本の適時打を浴びて、さらに2点を失った。一方で自慢の強力打線も、三重の左腕・上田晴優投手(3年)が操るチェンジアップへの対応に大苦戦。好機を作ってもあと一本がなかなか生まれなかった。
履正社は5点を追う7回に2点を返したが、逆転する力は残っていなかった。三重ナインが校歌斉唱の間、多くの選手が号泣しながらも全選手が胸を張って堂々たる姿勢。応援団への挨拶の際には泣き崩れるも、最後に三重がグラウンドをあとにする際には、全員がしっかりと立って帽子を脱いで、頭を下げて見送るなど、悔しさをこらえながらも立派な振る舞いを見せていた。
SNSにも「履正社ナインと多田監督はきちんと三重ナインに挨拶」「本当に素晴らしい」「よく頑張った」といったコメントが並んだ。