横浜・織田翔希に「160キロを出して欲しい」 間近で感じた凄み…“相棒”が語る可能性

2回戦で甲子園史上最速の156キロ計測「昨年の夏とは全くの別人」
相棒は甲子園の歴史的1ページを冷静に見つめていた。14日に行われた第108回全国高校野球選手権大会の2回戦、日南学園(宮崎)戦で横浜の織田翔希投手(3年)が甲子園史上最速の156キロをマークした。日頃からキャッチボールパートナーとして織田の球を受け続ける堀江修生捕手(3年)は、「156キロを出せると思っていました。やっぱりなっていう気持ちで見ていました」と素直な心境を明かした。
織田は1-1で迎えた6回無死二、三塁のピンチで登板。申告敬遠で満塁とした後、谷口銀次郎選手(2年)と対戦し、3球目に156キロを計測して甲子園の観客を騒然とさせた。「燃えたと言いますか、絶対抑えようという気持ちが強く出たんだと思います」と振り返る。
衝撃の一球をアルプススタンドから見ていた堀江は、「彼は勝負強いので、ピンチになってからよりギアを上げて投げる。そういう予感はしてましたね」と頷いた。
堀江は昨年の新チーム始動直後に織田から指名を受け、キャッチボール相手となった。そこから互いに高め合いながら練習に取り組み、球の強さやスピード、変化球の進化を一番近くで見てきた。
「昨年の夏とは全くの別人のようになってます。体幹やダッシュをメインにトレーニングを一生懸命にやっていました。世代No.1と言われている投手と毎日一緒にキャッチボールができて、本当に幸せです」

エース・織田にとっても堀江は「最高のパートナー」
甲子園に入っても、いつも通りリラックスした表情でキャッチボールを続ける2人。織田も堀江に対して深い感謝を口にする。
「堀江のおかげで自分はここまで成長できたと思っています。全てをさらけ出せて、自分のことを全て理解してくれている。最高のパートナーです」
16日の3回戦・霞ケ浦戦では6回からリリーフ登板。50球の投球のみで8強進出を決めて、余力を残したまま準々決勝以降に臨むことができる。
「甲子園で160キロを出してほしいです」と期待を込める堀江。同校の通算7度目となる全国制覇へ向け、“怪物”のポテンシャルはさらに解き放たれていく。
(神吉孝昌 / Takamasa Kanki)