“一瞬”に凝縮された智弁和歌山の振る舞い 失意の健大高崎へ…「リスペクトが素晴らしい」

智弁和歌山が4-3で健大高崎に勝利
第108回全国高校野球選手権大会は22日、甲子園球場で決勝が行われ、智弁和歌山が健大高崎(群馬)に4-3で逆転勝利を飾った。思わぬ形で入った決勝点。その瞬間、智弁和歌山が示した“流儀”に称賛の声が寄せられている。
智弁和歌山は2回に2点を先制。先発した長井心海投手(2年)が5回1失点にまとめ、6回からエースの和気匠太投手(3年)にマウンドを託した。しかし8回に逆転2ランを被弾した。その裏に死球と安打で好機を作り、犠打とスクイズで試合を振り出しに戻した。その直後だった。
代わった石田翔大内野手(3年)の4球目が暴投となり、その間に三塁走者の楠本龍生内野手(3年)が生還した。試合終盤に生まれた勝ち越し点。本来であれば、ガッツポーズなどで感情を爆発させても不思議はない状況だが、楠本は笑顔を見せず、冷静な表情を保ってベンチに戻った。
直前のスクイズの場面では、走者は喜んでおり、智弁和歌山が感情を出すことを禁止しているわけではない。相手のミスが絡んでの得点だったことが影響した可能性もある。SNS上では智弁和歌山の振る舞いに称賛が送られた。
「スポーツマンシップってこういう事よね 真の強者」
「楠本くんはガッツポーズせず。漢やねえ」
「相手へのリスペクトが素晴らしい」
「智弁和歌山はこういうとこ良い」
「勝ち方までかっこいいのか」
「そういうところよ!! 智弁和歌山さん」
「さすがだなぁ」
智弁和歌山は2021年以来、5度目の全国制覇を果たした。対する健大高崎は初の夏の決勝進出となったが、惜しくも戴冠を逃した。