父は旭川市長、祖父は衆議院議員 “異色の一家”から育成5位指名…政界への興味は?

日本ハム育成5位の今津慶介【写真:町田利衣】
日本ハム育成5位の今津慶介【写真:町田利衣】

慶大の主将・今津慶介「このまま終わるんじゃないかという不安も」

「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が22日、都内のホテルで行われ、慶大の主将・今津慶介内野手が日本ハムから育成5位指名を受けた。“政治家一家”で育ち、将来の夢は「内閣総理大臣」というだけに、指名直後の会見では異例となる「政治家への挑戦は」という質問が飛び出した。

 会議開始から3時間以上が経っていた。会見場には重い空気が漂う中、ようやく今津の名前が呼ばれた。仲間たちからの祝福を受け「このまま終わるんじゃないかという不安もよぎったんですけど、一緒に見ていたチームメートに『最下位からの方がお前らしいよ』って言われて、もしかしたらあるんじゃないかなと思って信じて待っていました」と安堵の表情を浮かべた。

 北海道・旭川市出身。祖父は元衆議院議員で、父は旭川市長を務めている。自身も旭川東で主将を務めて準優勝に導き、慶大でも主将を務める。その強烈なリーダーシップは、堀井哲也監督も「エネルギーで引っ張ってくれる」と称えるほどだ。プロ野球選手という夢を叶えた今、将来的に政治家に挑戦したいか聞かれると、表情を引き締めた。

「父や祖父の背中を追ってきたので政界の方にも興味があるんですけど、やっぱり今は毎日必死に野球の練習をして、将来はどうなるかわからないですけど、1日でも長くファイターズの選手としてやれるようにやっていきたいと思います」

 パンチ力と勝負強い打撃が魅力の今津は、今春のリーグ戦では最多の15打点を挙げてベストナインを獲得し、チームを5季ぶりの優勝へと牽引した。「自分の持ち味は打撃。特にここ一番で試合を決めるクラッチヒッターで、その部分は1軍でも通用すると思っているので、そこを磨いてチームに貢献したいと思っています」とアピールした。

 生まれ育った北海道で、プロの道が開いた。「幼いときからファイターズの試合を見て育ってきたので、もちろん憧れもありましたし、夢を与えてくださったのでその分の恩返しをできるように、そして戦力として一日も早くチームに貢献できるように頑張っていきたいと思います。新庄監督のように見ている人を魅了するようなプレーができる選手になりたいです」。色紙に記した「成り上がり」の言葉通り、日本ハム“最後の指名”から一歩ずつ進んでいく。

(町田利衣 / Rie Machida)

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