前巨人・實松一成氏が韓国ロッテのコーチ就任 レジェンドの声がけで一念発起「すべてが勉強」

巨人コーチ時代の實松一成氏【写真:加治屋友輝】
巨人コーチ時代の實松一成氏【写真:加治屋友輝】

「すべてが勉強、チャレンジになる。チームの優勝のために全身全霊を」

 巨人のバッテリーコーチを今季限りで退任した實松一成氏が、韓国プロ野球(KBO)・ロッテジャイアンツのバッテリーコーチに就任することが決まった。来年1月下旬から始まる春季キャンプで合流する予定だ。

 就任のきっかけは、今季巨人で1軍打撃コーチを務めた韓国のレジェンド・イ・スンヨプ氏からの「韓国球界に興味はないか」という打診だった。異国への挑戦を決断した實松氏は、「すべてが勉強、チャレンジになる。自身のスキルアップを含め、チームの優勝のためにやっていきたい」と熱い思いを口にした。

 韓国ロッテの本拠地・釜山は、自身にとって忘れられない思い出の地でもある。巨人在籍時の2012年11月、同地で行われたアジアシリーズ決勝(対ラミゴ戦)で左越え2ランを放ち、アジア初制覇に大きく貢献。チームが交流戦、リーグ戦、CS、日本シリーズに続く「史上初のアジアを含む完全5冠」を達成した原動力となった。

 實松氏は佐賀学園高3年夏に甲子園へ出場し、松坂大輔や村田修一らとともに「松坂世代」の高校日本代表に選出。1998年ドラフト1位で日本ハムに入団した。2006年に巨人へ移籍してからは、正捕手・阿部慎之助の頼れる控えとして黄金期を支え、2019年に古巣・日本ハムで現役を退いた。引退後は巨人でコーチやスカウトを歴任し、直近でも1軍バッテリーコーチとしてチームを支え続けた。

 日本ハムと巨人で培った豊富な経験と、捕手としての確かな眼力を武器に、45歳の実力派コーチが海を渡り新たな一歩を踏み出す。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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