鷹4選手が契約更改 2人のドラ1は制限ギリギリのダウン、牧原は初の保留
泉は倍増超の大幅アップ、真砂も280万円増でサイン
ソフトバンクは14日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、泉圭輔投手、高橋純平投手、真砂勇介外野手、甲斐野央投手の4選手と来季の契約にサインした。牧原大成内野手は今季の4000万円からのダウン提示を保留し、後日、再交渉を行うことになった。(金額は全て推定)
○泉圭輔投手(1250万円→2800万円)
今季開幕1軍の座を掴むと、リリーフとして1軍でシーズンを完走。自己最多の40試合に登板して0勝1敗0セーブ8ホールド、防御率2.08の好成績を残して、チームの3年ぶりリーグ優勝、4年連続日本一に貢献した。「すごくいい評価をしてくれ、金額も納得がいくものだったので、ありがたく思っています」と笑顔を浮かべ、高い評価を喜んでいた。
○高橋純平投手(3900万円→3000万円)
昨季、1軍で45試合に登板してブレークを果たしたものの、今季は右肩の炎症で出遅れ。さらに肘の違和感もあってリハビリ期間が長くなって1軍登板はなしに終わった。減額制限25%ギリギリのダウン提示に「野球人生で初めて肩と肘を怪我して、痛くて投げられないのは初めてだった。また投げられるのかという不安があったので、復帰できてよかった。契約してもらえてよかった」と語っていた。
○真砂勇介外野手(620万円→900万円)
プロ8年目となった今季はシーズン途中に1軍昇格を果たすと、キャリア最多となる50試合に出場。守備固めなど途中出場が多く打席数は少なかったものの、35打数11安打1本塁打6打点、打率.314の成績を残した。交渉後は「それなりに試合に出られましたし、自信になる部分もあったし、怖さも学んだ。もっと1軍で出られるようにしたいと思いました」と語っていた。
○甲斐野央投手(5000万円→3800万円)
今季は右肘の怪我で1軍登板なし。昨季ルーキーながら65試合に登板し2勝5敗8セーブ26ホールド、防御率4.14の好成績をマークしたが、今季は春季キャンプ中に右肘内側側副靱帯の一部損傷で離脱。PRP療法を受けて、7月24日のウエスタン・リーグのオリックス戦で実戦復帰したが、その後、再び右肘の違和感が出て再離脱となった。4日には右肘の手術を受け「投げられないことは辛かったですけど、プラスに捉えればいい経験をさせてもらった。今後の野球人生で必要になってくる1年だったとプラスに捉えています」と語った。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)