ダルビッシュ、バウアー次第でトレード話再燃? 米メディア「今こそ高値で売る時」
トレード拒否権、複数年契約、来季35歳も「タイトルをもたらす助けになるなら関係ない」
今シーズン、日本人初の最多勝を獲得するなど完全復活を果たしたカブスのダルビッシュ有投手。オフシーズンに入り何度もトレード話が沸き起こっているが、米メディア「ブリーチャー・リポート」はFAの目玉、トレバー・バウアー投手の移籍先が決まった時に複数の球団がダルビッシュに興味を示す可能性を伝えている。
ダルビッシュは2018年に6年1億2600万ドル(約134億8200万円)の超大型契約を結んでおり、その中にはトレード拒否権も含まれている。今季は12試合に登板し8勝3敗、93奪三振、防御率2.01と圧巻の成績を残した右腕を記事では「今こそ高値で売る時だ」と指摘した。
今オフのFA市場ではサイ・ヤング賞に輝いたバウアーが一番の目玉となっているが、他のFA投手たちは実力的にもワンランク落ちることを言及し「バウアーが契約書にサインした瞬間、複数の球団がトップクラスを欠いた彼らの先発ローテーションを埋めるために競い合うだろう」と予想。
ポストシーズン、ワールドシリーズを狙う球団が投手力を強化するなら「ダルビッシュはどのFA投手よりも非常に魅力的なターゲットだ」とし、トレード拒否権、残り3年を残す契約、来季35歳を迎える年齢面を考慮しても「もし彼があと1シーズンしか優良な成績を残せなかったとしても、2021年にタイトルをもたらす助けになるなら関係ない」と、その“価値”を高く評価している。
ダルビッシュを必要とする球団としてパドレス、エンゼルス、ヤンキース、ブルージェイズ、メッツなどを挙げている。バウアーの去就が決まった瞬間に「カブスは不確かなオフシーズンの手綱を握り、トレード市場を駆り立てるチャンスを得るだろう」と伝えている。
(Full-Count編集部)