ニグロリーグの成績をMLB公式記録に認定 約3400人が新たにメジャーリーガーに
マンフレッドコミッショナー「MLBと同等の地位を与える」
大リーグ機構(MLB)は16日(日本時間17日)、1920~1948年に行われたニグロリーグ(黒人リーグ)の成績を、メジャーリーグの公式記録として加えることを発表した。MLB公式サイトが伝えている。
同サイトでは「MLBは、これまでもニグロリーグのレガシーを長い間祝ってきた。しかし、今回初めて、MLBはニグロリーグの質が当時のMLBと同等であったことを公式に認めた」と言及。MLBサイドは「認定するのが遅くなりすぎた」としつつ、ロブ・マンフレッドコミッショナーは「1920年~48年に行われた7つのプロの二グロリーグに対して、MLBと同等の地位を与えるとした。この決定を受け、このピリオドにプレーした約3400人の二グロリーグの選手を新たにメジャーリーガーに認定し、彼らの記録も、メジャーリーグの一部となる」と話したことに触れている。
さらにマンフレッドコミッショナーは「野球を愛するものなら誰でも、ニグロリーグが、不当な状況の中、革新的な方法で成功を収めて、球界のベストプレーヤーの多くを輩出してきたことを知っています」と強調。「我々は今回、ニグロリーグの選手がメジャーリーガーとして公式に記録を認められることになり、とても喜ばしく思っています」と語った。
(Full-Count編集部)