トップ選手は100スイング中3回… 12球団で空振りしにくい打者orしやすい打者は?

日本ハムの近藤健介(左)と中日の大島洋平【写真:荒川祐史】
日本ハムの近藤健介(左)と中日の大島洋平【写真:荒川祐史】

セイバーメトリクスの指標「Z-Contact%」「SwStr%」で検証

 ソフトバンクの4年連続日本一で幕を閉じた2020年のプロ野球。タイトル獲得者らが表彰される「NPBアワード」も終わり、今季のMVPには巨人の菅野智之投手、ソフトバンクの柳田悠岐外野手が選出された。

 その2020年のプロ野球で最も“空振りしにくい打者”と“空振りしやすい打者”は誰だったのだろうか? 野球を科学的に分析するセイバーメトリクスの指標からそれを探ってみたい。検証のデータには、セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータを参照した。

 空振りしやすい打者、空振りしにくい打者はコンタクト率と空振り率で明らかになる。その中でも、ストライクゾーン内のボールに対してスイングし、バットに当てた率を表す「Z-Contact%」と、全スイングのうちの空振り率を表す「SwStr%」を用いて検証してみたい。

ストライクゾーン内で最も空振りしにくいのは中日の大島

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