深夜に約100キロの“移送劇” 西武が本拠地に今年引退車両設置で新名所誕生
設置した車両は1980年10月から40年間走り続け今年11月に現役を引退した西武鉄道101系車両
西武の本拠地・メットライフドームに新たなシンボルが誕生した。西武は20日、1塁側に今年新設した「トレイン広場」内に今年11月に現役を引退したばかりの西武鉄道101系車両を設置したことを発表。車両が約100キロの道のりを経て、球場に到着。深夜に運ばれるなど壮大な“移送劇”となった。
この車両は、1980年10月から40年間走り続け、鉄道ファンに愛されたもの。球団によると、12月18日の午後10時45分頃に埼玉・横瀬町の西武鉄道横瀬車両基地を出発し、翌19日の午前3時30分頃に所沢市のメットライフドームに搬入。その後、午前11時10分頃から車体をクレーンで吊り上げ、トレイン広場に敷設したレール上に設置したという。新たな活躍の場が用意された様子は写真で収められた。
今後、車体にラッピングをするほか、ドーム内の大型ビジョン「Lビジョン」の映像や場内の音響・照明と連動した演出を実現するための設備工事を行い、2021年3月にオープンする予定となっている。
チームを代表した源田は「ぜひ、今度は運転士の格好で写真を撮りたいですね(笑)。チームが勝利した時にはさまざまな演出が見られるということですので、たくさんの勝利を皆さまにお届けできたらと思います!」とコメントし、ファンの来場を心待ちにしていた。