鷹・牧原、2度目の交渉でサイン 1回目と同額500万円減の3500万円「打つしかない」
球団側からは「打って結果を出さないとそう簡単には上がらない」
ソフトバンクの牧原大成内野手が21日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨み、500万円ダウンの3500万円でサインした。1回目の交渉でサインを保留した牧原だったが、前回と同じ提示額で契約を更改した。(金額は推定)
牧原は今宮の故障離脱などもあり、本職の二塁だけでなく遊撃や三塁としても出場。ただ、今季は77試合で打率.241、1本塁打8打点と前年から成績を落としていた。1回目の交渉後にはユーティリティープレーヤーとしての評価を求めてサインを保留したが、2回目の交渉でサインした。
交渉の席では球団側から守備面を高く評価される一方で打撃面での課題を指摘されたよう。交渉後の会見では「『打って結果を出さないとそう簡単には上がらない』と話があり、そこは自分でも納得して(判を)押しました。十分に評価してもらっていたので、あとは自分が打つしかないな、と思います」と語った。
今季は栗原陵矢や川瀬晃、周東佑京らが台頭。牧原はシーズン後半、周東に二塁の定位置の座を奪われる形となった。「若手が出てきて危機感ありますし、自分のポジションを取られる腹立たしさ、悔しさはありました。周東や栗原、川瀬が出てきて、刺激になりましたし、まだまだやらないといけないと思いました」と語り、来季へ視線を向けていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)