FA選手でメジャー31番目の球団を作ったら…米メディアが面白企画に挑戦
ダルビッシュはFAチームでトップのWAR3.6
動きの遅い今オフのフリーエージェント(FA)市場は、新年を迎えてもまだ目玉選手が残ったままだ。いっそのこと、残ったFA選手で新チームを作ってみては…? そんな大胆な発想にたどり着いたのが、米スポーツ専門局「ESPN」公式サイトだ。「残ったFA選手で作ったチームはプレーオフに進出できる?」と題した特集記事では、残りのFA選手で架空のメジャー31番目のチームを編成し、実在のチームとの強さを比較している。
比較対象となるのは、各チームの2018年予想WARだ。WARは、セイバーメトリクスによる選手の総合評価を示す指標で、数値が高いほど勝利への貢献度が高いことを意味する。米データ専門サイト「ファングラフス」に掲載されている各チームの2018年予想WARを見ると、1月3日現在、1位はアストロズの51.3、2位はドジャースの49.8、3位はカブスの47.7、4位はヤンキースの47.2となっている。これは25人ロースター入りが予測される選手の2018年予想WARを合計したものだ。そこで、記事では現在FA市場に残る選手25人をピックアップして“新チーム”を編成。そのメンバーは下記の通りだ。()内はWARの数値
捕手:ジョナサン・ルクロイ(2.3)
一塁:エリック・ホズマー(2.6)
二塁:ニール・ウォーカー(2.6)
遊撃:ホセ・レイエス(0.9)
三塁:マイク・ムスタカス(2.7)
左翼:ジェイ・ブルース(1.0)
中堅:ロレンゾ・ケイン(3.3)
右翼:J.D.マルティネス(2.5)
控え野手
捕手:アレックス・アビラ(1.3)
内野:トッド・フレイザー(2.1)
内野:エドゥアルド・ヌネス(1.6)
外野:ジャロッド・ダイソン(1.4)
外野:カルロス・ゴメス(1.1)
先発:ダルビッシュ有(3.6)
先発:ジェイク・アリエッタ(2.7)
先発:ハイメ・ガルシア(2.2)
先発:アレックス・コッブ(1.7)
先発:ランス・リン(1.3)
先発:ジェイソン・バルガス(1.2)
抑え:グレッグ・ホランド(0.6)
救援:アディソン・リード(0.3)
救援:トニー・ワトソン(0.2)
救援:マット・アルバース(0.4)
救援:フランシスコ・リリアーノ(0.6)
救援:トレバー・ケーヒル(0.4)
記事によれば、野手の合計WARは25.4で、メジャーでは7位タイに相当するという。そして、ダルビッシュが先発1番手に座る投手陣の合計WARは15.2で、これはメジャー13位に相当。そして、チーム合計のWARは40.6となり、これはメジャーで10位に入るという。両リーグ各5チームずつがプレーオフへ進出することを考えれば、この架空のFAチームはぎりぎりでプレーオフ進出が叶いそうだ。
架空のチームに名を連ねたFA選手の中で、誰が真っ先に実在のチームへの移籍を決め、プレーオフ進出に向けた起爆剤となるのか。各選手の去就から目が離せない。
(Full-Count編集部)