マー君のポスティング容認はヤンキースへのクリスマスプレゼント!?
先発ローテの柱が不足しているヤンキース
楽天が田中将大投手のポスティング容認の方針を示したことが、マー君獲得に執念を燃やしてきたヤンキースにとってのクリスマスプレゼントだという特集が組まれ、全米で話題になっている。
ESPNニューヨーク版は楽天の記者会見を受け、こう報じた。161番街リバー通り、つまりヤンキーススタジアムに、クリスマスプレゼントが届いた、と。
今季プレーオフ進出を逃した名門にとってのクリスマスプレゼントとは、当然今年のストーブリーグの目玉の一つで、去就が注目されていた田中のメジャー挑戦に青信号が点灯したことだ。今季終了時からフロントは田中に対する獲得の意思を示し、猛プッシュする方針を固めていた。そのヤンキースが争奪戦を制することができる保証はないが、移籍市場でのナンバーワンの大物に対し、歴史的にエクストラの予算を準備してきた経緯も指摘。CCサバシア、イバン・ノバ、黒田博樹以外に先発ローテーションの確固たる柱が存在しないヤ軍にとって喉から手がでるほど欲しい逸材とも改めて紹介している。
ヤンキース以外にもドジャース、カブス、レッドソックス、ダイヤモンドバックス、レンジャーズなども田中獲りに乗り出す見通しであるとし、田中の実力は今年サイヤング賞候補にノミネートされたレンジャーズのダルビッシュ有に匹敵するとも評価している。
新ポスティング制度の導入により、楽天が手にできる入札額は2000万ドルに制限された代わりに、田中は6年契約1億ドルクラスの大型契約を手にできるのでは、とも分析。全米では様々なメディアが田中の米挑戦のニュースを大々的に報じており、マー君狂想曲が年末年始を迎えるアメリカでも本格的に始まった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count