鷹・岩嵜翔は700万円減の6800万円でサイン 苦悩の胸中告白「正直辞めようかと…」

会見に臨んだソフトバンク・ 岩嵜翔【写真:代表撮影】
会見に臨んだソフトバンク・ 岩嵜翔【写真:代表撮影】

10月の1軍再昇格後は「以前のピッチングと全く別物。変わったと思うし手応えを感じた」

 ソフトバンクの岩嵜翔投手が23日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、700万円減の6800万円で来季の契約にサインした。(金額は推定)

 2018年に2度の右肘手術を受けた岩嵜。今季は開幕1軍入りを果たし、セットアッパーの座を手にしたが、開幕直後に2試合連続で敗戦投手となり、7月上旬にはファームに降格となった。

 その後は約3か月のファーム生活。最初の2か月程は2軍でも打たれることがあり、交渉後の会見では「正直辞めよう、引き際なのかも、と考えたりもした。クビになることも覚悟した」と、苦悩の胸中を明かした。

 それでも、一念発起してフォーム変更に着手すると、これが奏功。10月初めに1軍に復帰すると、シーズン終盤にはセットアッパーに返り咲き。今季は17試合に登板して0勝2敗0セーブ10ホールドをマークし、防御率は7.20だった。

 交渉後の会見では「10月以降のピッチングは以前のピッチングと全く別物。変わったと思うし手応えを感じた。奇跡に近い感覚で投げていた。トップレベルの選手と対戦できるレベルにきた。もっと上手くなりたいというのがシンプルな思い」と、来季に向けて意気込みを語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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