ハム清宮が2種類のバット持参で新人合同自主トレ「売りはバッティング」
紅白戦は2月17日に開始「どこまでやれるか勝負したい」
日本ハムのドラフト1位ルーキーの清宮幸太郎内野手が9日、千葉・鎌ヶ谷で行われた新人合同自主トレでプロとしてのスタートを切った。
集まった報道陣は40社121人。前夜の雨でグラウンドコンディションが悪く、集まった500人のファンに姿を見せることはなかったが、室内練習場で2時間15分にわたり汗を流した。
時折笑顔を見せながら、体幹トレーニングやティー打撃、ノックなどをこなした清宮は「どんな感じかなと思っていましたが、1回やって雰囲気もつかめました」とスムーズに第一歩を踏み出した。
20分間のティー打撃では2種類のバットを使った。「最初はヘッドが効いた重たいものを使って、その後に軽いもので」と高校時代と同じやり方で振り込んだ。用意したバットはモデルがあるものではなく「ミックスみたいな感じです。今まで自分が使っていたものに、グリップは違うものを」というオリジナル。「探り探りです」とこれから自分の感覚に合うものを探っていく。
栗山英樹監督からはルーキー全員に、2月17日の紅白戦で実戦的な勝負が始まる旨が告げられた。清宮は「具体的な日にちを聞いて、あまり時間がないなと正直思いました。でも、1か月あるので、どこまでやれるか勝負したい」と力を込めた。
アピールするのは、もちろん打撃だ。「売りはバッティングなので、この期間にやれることをしっかりやって、準備ができれば。キャンプもそろそろ決まると思う。1軍に行きたい気持ちがあるので、しっかり準備して、いつでも行けるぞという姿を見せたい」と話した。
午後はトレーニング理論など座学に臨んだ黄金ルーキー。いよいよ前途洋々たるプロ生活に船は乗り出した。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)