2017年のMLB最速投球トップ20動画、登場人物はチャプマンのみ!?
2017年の球速ランキングは23位までをチャプマンが独占
2017年も球速ランキングの上位はこの男の名前で埋め尽くされた。ヤンキースの剛腕守護神アロルディス・チャプマンは昨季8月に不調に陥るなど苦しんだものの、9月は全11試合無失点で6連続セーブを挙げるなど復調。ポストシーズンでも6試合8イニングで失点は「1」のみと好投した。
MLB公式サイトは、Youtubeの公式チャンネルで解析システム「スタットキャスト」で計測された2017年の最速ボール集の動画を公開。トップ20の投球が8分21秒にまとめられているが、なんとすべてがチャプマンで埋め尽くされている。MLB公式サイトに掲載されているランキングによると、2017年の球速ランキングは23位までをチャプマンが独占しているのだ。
トップ20の球速は以下の通りとなっている。
1、9月1日 104.3マイル(約167.9キロ)ファウル
2、9月1日 103.8マイル(約167キロ)ファウル
3、9月30日 103.7マイル(約166.9キロ)ファウル
4、9月18日 103.7マイル 空振り
5、9月1日 103.6マイル(約166.7キロ) ファウル
6、7月29日 103.5マイル(約166.6キロ)ファウル
7、7月29日 103.3マイル(約166.2キロ)ファウル
8、9月19日 103.2マイル(約166.1キロ)左飛
9、9月1日 103.2マイル 空振り
10、7月31日 103.2マイル 空振り
11、9月1日 103.1マイル(約165.9キロ) ヒット
12、9月30日 102.9マイル(約165.6キロ) ファウル
13、9月1日 102.9マイル ファウル
14、9月30日 102.9マイル ボール
15、6月21日 102.9マイル 空振り
16、9月13日 102.8マイル(約165.4キロ) ヒット
17、8月13日 102.8マイル ホームラン
18、7月29日 102.8マイル ファウル
19、8月15日 102.7マイル(約165.3キロ) 一ゴロ
20、7月3日 102.7マイル ファウル
2014年のレッズ時代に自己最高の奪三振率(9イニング当たりの奪三振の数)17.7という驚異的な数値を記録したことを考えれば、昨季の奪三振率12.3は低い数値だが、それでもほぼ直球のみで三振を奪える投手であることは確か。直球の割合が極端に多く、打者はそれに合わせてくるためファウルは多くなっているが、ボール球が少ないのも特徴と言えそうだ。
本来の調子であれば、絶対的守護神として君臨する剛腕。2009年以来のワールドシリーズ制覇に向けても欠かせない存在だ。来季はいったい何マイルを記録するのか、目が離せない。なお、MLB公式サイトの「スタットキャスト」球速ランキングでは「チャプマン・フィルター」というボタンが用意されており、これを押すとチャプマンを除く上位選手を見ることができる。