ブルワーズが2011年1巡目指名の右腕ユングマン放出「日本でプレーのため」
1年目に9勝の活躍も2年目以降は苦戦
ブルワーズは10日(日本時間11日)、テイラー・ユングマン投手を放出することを発表した。球団側は同投手が日本でプレー機会を求めたため、受諾したとしている。球団公式ツイッターでも伝えており、米複数メディアもレポートした。
28歳右腕は2011年のドラフト1巡目、全体12位でブルワーズから指名を受けて入団。2015年にメジャーデビューを果たすと21試合の先発で9勝(8敗)、防御率3.77を記録した。しかし翌16年は0勝5敗、防御率7.76と成績を落とし、昨季メジャーでは1試合の登板にとどまった。メジャー通算では9勝13敗、防御率4.54、マイナーでは138登板で49勝40敗、防御率4.00となっている。
球団公式サイトは「ミルウォーキーはかつて将来有望と言われた先発投手を放出した。そして彼は、日本での機会を求めることが可能になる」とレポート。デービッド・スターンズGMは記事の中で「才能ある選手がいる時は常に、手放すのは容易なことではない。今回のケースでは、我々はテイラーと共に、彼にとって素晴らしい状況を見出すために取り組んだ」と振り返った。
また右腕は昨季メジャーで救援の1登板にとどまったものの、同GMは「テイラーは昨年の3Aでいい活躍をしてくれた」と評価し、「この時点では、彼は海外での機会を模索することに本当に興味を抱いていた。その機会が彼に提示されたんだ。だから、その実現のために、彼と彼の代理人と共に取り組んだんだ」と今回の経緯を説明している。