バットを立てるイチローの姿は「左打ちの侍」 MLBの伝説的打撃スタンスは?
唯一無二のスタイルでメジャーを席巻してきたイチロー
昨季までにメジャーで17シーズンを過ごしてきたイチロー外野手は、唯一無二のスタイルで確固たる地位を築いてきた。打撃練習では柵越えを連発するものの、試合では長打を狙わず、あえて単打を打ち、塁に出てからも圧倒的なスピードでかき回す――。相手投手、守備陣に大きなダメージを与えることで、歴代屈指のリードオフマンとして恐れられてきた。
そして、唯一無二という意味では、相手投手がボールを投じる前に、バッターボックス内でバットを立てる仕草も有名だ。MLB公式ツイッターはこのほど、「奇抜なものもあれば、象徴的なものも。お気に入りのバッティングスタンスは?」とのタイトルで、名選手のバッティングスタンスを比較する写真を掲載。その中には当然、イチローも登場しており、コメント欄ではファンからの“支持”も集まっている。
写真で登場するのは、投手に正対するようなオープンスタンスで知られる元ソフトバンクのトニー・バティスタをはじめ、フリオ・フランコ、ケビン・ユーキリス、ケン・グリフィー・ジュニアら。すぐに、そのスタイルが思い浮かぶような選手もおり、コメント欄は「お気に入り」が誰かで意見が割れている。中には、イチローを推す声も…。
「イチローフォーエバー」
「イチロー」
「イチローとグリフィーJr」
「イチロォォォォォー」
「イチロー:左打ちのサムライ」
「イチロー!」
当然、その他の選手を推す声も多く、「圧倒的にケン・グリフィーJr」「フリオ・フランコ」「ブルージェイズのレジェンド、トニー・バティスタ」「ケビン・ユーキリス」「もちろんユーク(ユーキリス)」「クレイグ・カウンセルだね。僕の母さんは彼を『ストレッチ』と呼んでいるよ」いった意見があた。また、「ブラッド(ゲレーロ)とサミー・ソーサは常にお気に入り」「マニー・ラミレスのスイングは美しい」「デレク・ジーター」と、写真に出てこない選手を支持するファンもいた。
いずれにせよ、イチローがバットを立てる仕草が、メジャーの歴史に残るスタイルとなったことは確か。圧倒的な実績を残したからこそ、そのバッティングスタンスにも敬意を寄せられていると言えそうだ。