中日に新星現る “ポスト谷繁”争いのスタートラインに立った2年目捕手
谷繁兼任監督も認めた逸材、23歳・桂がプロ初安打を初本塁打
中日にまた新星が現れた。2年目の桂依央利捕手は21日のヤクルト戦でプロ初出場。いきなり先発マスクを任されると、5回1死の第2打席で、成瀬からナゴヤドームの左翼席にアーチをかけた。プロ初安打を初本塁打で決める豪快なデビューを飾り、本拠地のファンを驚かせた。
名捕手が認めた逸材だ。捕手兼任の谷繁元信監督が、就任最初のドラフトだった2013年。3位で指名したのが桂だ。
同期には、巨人1位の小林誠司、阪神4位の梅野隆太郎、DeNA3位の嶺井博希、ロッテ2位の吉田裕太といった即戦力捕手の名前が並んでいた。特に小林や梅野は中日スカウト陣も早くからマークしていた選手だった。
だが、ドラフト前日の編成会議で桂の映像を見た瞬間、指揮官の決意は固まっていた。