新戦力のサンタナ&オスナ、内川の起用法は? ヤクルト開幕スタメンを大予想
昨季は勝利数、勝率ともに12球団ワースト、今オフは積極的補強を見せる
2020年は勝利数、勝率ともに12球団ワーストの成績に終わったヤクルト。今オフはメジャー実績のある新外国人を3選手獲得、ソフトバンクを退団した内川聖一内野手も加入するなど積極的な補強を見せている。春季キャンプやオープン戦を通じてチーム内の勢力図に変動が起きることは予想されるが、現時点での開幕スタメンを占ってみたい。
1(中)塩見泰隆
2(左)青木宣親
3(二)山田哲人
4(一)村上宗隆
5(右)サンタナ
6(三)オスナ
7(遊)西浦直亨
8(捕)西田明央
9(投)小川泰弘
昨季、全120試合で4番を務め、打率.307、28本塁打、86打点と好成績を残した村上の4番は今季も不動か。また、チームトップの打率.317を記録し、ゴールデングラブ賞にも輝いた青木も外せないだろう。FA権を行使せずに残留した山田がトリプルスリーを達成した2018年のような成績を残せれば、青木、山田、村上と続く2~4番は他球団にとって脅威となるだろう。
新外国人のサンタナ、オスナをその後ろに配置。それぞれメジャーで通算77発、24発を放った実力を発揮できれば、昨季チーム得点数リーグ5位に終わった攻撃力の改善が期待できる。オスナを三塁、村上を一塁に置き、内川はまず代打の切り札的な立ち位置になると予想する。
捕手、遊撃、中堅の3ポジションは絶対的な存在がおらず、競争が予想される。捕手は昨季、中村や嶋が怪我で苦しむ中チーム最多の69試合に出場した西田を選出。遊撃では、退団したエスコバーに次ぐ65試合で守った西浦が有力か。中堅には、ベテラン坂口智隆もいるが、昨季43試合と出場機会は少なかったものの、OPS.856と力強い打撃を見せた塩見を選んだ。
開幕投手は小川が最有力だろう。昨季は5年ぶりの2桁勝利となる10勝を挙げ、8月15日のDeNA戦では史上82人目のノーヒットノーランも達成した。今オフFA宣言をしていたものの残留を決意。エースとしてチームを牽引する役割が期待される。
対戦相手や選手の状態によっては、村上を三塁に回し、一塁に新加入の内川を据えたり、坂口を起用するなど、起用法にも幅ができそう。新外国人は未知数なため、新人も含めた若手や、再起を目指す雄平、川端といったベテランにもチャンスがあるだろう。就任2年目となる高津監督の采配に注目だ。
(Full-Count編集部)