ロッテ石川、自身2度目の完封の味は「おいしいです」 菊池との投手戦制す
昨年10月1日の西武戦以来の完封、4回途中から18人連続アウト
ロッテの石川歩が28日、本拠地QVCマリンフィールドで行われたロッテ戦で、昨年10月1日の西武戦以来となる自身2回目の完封勝利を挙げた。2安打8奪三振無四球の快投。左肘の炎症で出遅れ、今季初登板となった西武・菊池雄星が12奪三振と好投する中、4点の援護を得て投手戦を制した。
石川は初回に浅村に死球を与えるも、4回まで2安打6奪三振と好調な立ち上がりを見せる。対する菊池も4回まで9奪三振と好投。試合は投手戦の様相となる。
5回、ロッテは2死走者なしから清田が変化球を右中間スタンドへと運び、先制点を奪う。さらに、6回2死走者なしでは2ボール1ストライクからクルーズがソロホームランを放ち、2点差とした。
8回、ロッテは鈴木がセンター前ヒットで一塁に出ると、角中の送りバントで二塁へ。菊池をマウンドから引きずり下ろし、続くデスパイネが岡本篤からセンターへのタイムリーを放った。この回はクルーズも犠牲フライを打ち、4-0と引き離した。菊池は7回1/3を投げ、6安打3失点、12奪三振だった。
石川は4回に栗山に与えたセンター前ヒットを最後に18人連続アウトと西武打線をなで斬りにし、9回を投げ117球、2安打無失点、8奪三振、1四死球。昨年の最終戦以来となる自身2度目の完封勝利を手にした。
試合後のヒーローインタビューで石川は完封勝利の味を問われ「おいしいです」。18人を連続で凡退させた好投を「低めに丁寧に投げた結果だと思います」と振り返った。清田の5回の援護弾には「清田さんは僕が投げるときにいつも打ってくれるんで」と感謝を示していた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count