アーロン氏の訃報に悲しみ広がる 本塁打記録抜いたボンズ氏「素晴らしい手本を…」
ボンズ氏が記録を塗り替えるまでメジャー歴代1位の本塁打数だったアーロン氏
メジャー歴代2位の通算755本塁打、歴代最多の2297打点など数々の記録を残したハンク・アーロン氏が死去した。1982年に米野球殿堂入りも果たしたレジェンドの訃報を米メディアが一斉に報じ、球界には悲しみが広がった。
メジャー通算3298試合に出場し、3771安打、755本塁打、2297打点の成績を残したアーロン氏。MVP1回、首位打者2回、本塁打王と打点王が4回ずつと数々のタイトルも獲得してきたメジャーリーグの大打者で球界の現役選手、OBからも追悼の声があがった。
2007年にアーロン氏の本塁打記録を塗り替え、メジャー歴代1位の本塁打数を放ったバリー・ボンズ氏は自身のツイッターで「彼は、多くの人々にとって、アイコンであり、レジェンドであり、真のヒーローでした。ハンク・アーロン、あたなが我々に教えてくれたことすべてに感謝します。あなたは、あなたのあとに続いたアフリカ系アメリカ人の野球選手にとって、逆境に立ち向かった先駆者として、素晴らしい手本を示してくれました。成長していくなかで、あなたのようなアイドル、お手本がいたことで、私は夢にも思っていなかった未来を得ることができました。彼のインパクトは、私の心の中に永遠に刻まれていくでしょう」と感謝の思いを綴った。
また、エンゼルスのマイク・トラウト外野手は「あなたは、我々がより良い人間であろうと思うインスピレーションです。我々は、本物のレジェンドを今日失ってしまった…」と綴り、トレバー・バウアー投手も「彼は、多くの人にとって素晴らしいインスピレーションでした。彼が、どのくらい多くの人の人生に良い影響を与えたか計り知れません。みんなが、あなたのようになりたいと切望しています」と記していた。
(Full-Count編集部)