澤村拓一の去就決着は近い? 最多セーブ左腕がナ軍と11億円合意、救援FA市場が活発化
昨季ア・リーグ最多セーブ左腕ハンドは1年10.9億円でナショナルズと合意
ナショナルズがブラッド・ハンド投手と年俸1050万ドル(約10億9000万円)の1年契約で合意したと米スポーツ局ESPNのジェフ・パッサン記者が報じた。新守護神として起用される見込みだ。
30歳のハンドは昨季23試合登板、2勝1敗16セーブ、防御率2.05。自身初となる最多セーブのタイトルを獲得した。オールスター戦には17年から3年連続で選出されている通算105セーブ左腕だ。インディアンスは昨季終了後にハンドの1000万ドル(約10億3900万円)のオプションを拒否。FA市場に出ていた。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は「ここ5シーズンでMLB最高のリリーバーの1人だった。30球団全てが1000万ドルでハンドを獲得するという機会をパスした」と上積みを勝ち取った左腕を評価した。
救援陣のFA市場ではリアム・ヘンドリックス(アスレチックスFA)が3年総額5400万ドルでホワイトソックス入り。18年に38セーブを挙げたブレイク・トレイネンはドジャースと再契約、元日本ハムのアンソニー・バース(ブルージェイズFA)はマーリンズと契約するなど続々と動きが出てきている。ロッテから海外FA権を行使した澤村拓一投手の去就決着も徐々に近づいてきている。