ヤ軍監督、田中将大の負傷離脱を嘆く 「全然想像していなかった」
「私はショックを受けている」「完全に健康になることを祈っている」
ヤンキースのジョー・ジラルディ監督がエース田中将大の負傷離脱を嘆いている。地元紙「ジャーナル・ニュース」が報じている。
田中は右前腕部と軽度の張りと右手首の腱の炎症により、15日間の故障者リスト(DL)入りが決定。1か月以上離脱する可能性も浮上している。
これに関し、指揮官は「私はショックを受けている。なぜなら痛みが出たのが手首だと彼が言ってきたからだ。こういう状況になったが、5日間何の異常も聞かされていなかった。彼は予定通りに明日先発するために、ブルペンで投球練習を行っていた。だから自分は“うーん、これは全然想像していなかった”という感じだった」と語っている。
31日間で30試合という連戦中、田中ら先発陣のコンディションを整えるために、先発ローテーション6人制を部分的に導入。28日(日本時間29日)のレイズ戦ではチェース・ウイットリー投手を先発させて4-2で勝利した。そして29日のレイズ戦では田中を中5日で登板させる予定だったが、そのプランは今回の負傷によって崩れた。
「我々としては彼が休養を取って、完全に健康になることを祈っている。これは我々の願いだ。昨年、彼が直面した問題とは違う。彼は今日まで何も言ってこなかった。彼は痛みがあるが、そこまで酷いとは言っていない。聞かされた時はショックだったけどね。もう仕方がない。対応するしかない」
田中は今季4試合に登板し、2勝1敗で防御率3・22。今季開幕投手を託したエースの2年連続の故障離脱に指揮官はショックを隠しきれない様子だった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count