鷹・川島、FA権行使せず倍増7000万円の2年契約「ここで野球人生を終えたい」
倍増の推定年俸7000万円+出来高の2年契約「高い評価していただいた」
ソフトバンクの川島慶三内野手が24日、契約更改をし、倍増の推定年俸7000万円+出来高の2年契約でサインした。
川島は新たな背番号4で臨んだ昨季、81試合に出場して打率.264、5本塁打、13打点を記録。FA権も取得したが、今回はFA権を行使することなく球団から提示された2年契約でサインした。「とても高い評価をしていただいた」と川島。12月に予定されていた契約更改がこの日まで伸びたことについては「オフの日程が合わなかっただけ」と語った。
「何回も怪我をしながらFAを取れたことはうれしかったし、今までいた球団で協力してくれた人たちの顔が浮かんできた。FA権を取れた瞬間は、自分でも頑張ったと思って素直に喜んだ」という川島だが、今回の交渉で「チームから必要と言っていただいた」ことでFAを封印し「ここで野球人生を終えたいという気持ちがある」と言い切った。
昨季は途中出場が多かったものの、激しい内野のポジション争いの中で貴重な右打者としてスタメンに名を連ねた試合も26試合あり、ポストシーズンでも5試合にスタメン出場。日本シリーズ第6戦では日本一を決めるサヨナラ打を放った。
「今年も優勝したいと素直に思っている。やるからにはレギュラーを狙っていきたいし、規定打席にも到達したいという気持ちはある。とにかくキャンプでも怪我をせず、オープン戦でも怪我をせず、シーズンに入っても怪我をせず、1年間怪我なくやっていきたい」
秘めたるパンチ力、アグレッシブな走塁、堅実な守備。今季も川島は多くのプレーでチームの勝利に貢献してくれることだろう。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)