ソフトバンクが5年連続日本一へ必勝祈願 工藤監督「秋にみんなで喜べるように」
若手の台頭を期待「若手が伸びているというのを見せてほしい」
ソフトバンクは30日、福岡市内の箱崎宮で必勝祈願を行った。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で王貞治球団会長、工藤公康監督、選手会長の中村晃外野手ら参加者を限定して、2年連続のリーグ優勝、5年連続の日本一を祈願した。
2年連続のリーグ優勝、5年連続の日本一を目指すソフトバンクの2021年シーズン。祈願を終えた工藤公康監督は「今シーズンもいい戦いができて、秋にみんなで喜べるようにしたい。今年のスローガンは『鷹く!』というところで、いいキャンプを過ごして、少しでもレベルアップして新しい自分を作っていく、気力体力を養ってもらって、素晴らしいシーズンになるように。自分自身も強く思って今日の必勝祈願をさせてもらいました」と思いを語った。
31日に春季キャンプ地の宮崎に入り、2月1日にキャンプインする。指揮官は「志を高く持ってやってもらいたい。少しでも去年と違う自分、新しい自分をしっかり作って、1年戦える体力がないと気力も保たなくなる。2月3月で選手が『1年戦っていけるぞ』と思えるキャンプ、オープン戦にしてもらいたい」という。
キャンプでは増田珠内野手や杉山一樹投手、リチャード内野手ら楽しみな若手もA組に入っている。指揮官は「若い子たちは元気、はつらつとしてキャンプ迎えてほしい。レギュラーの先輩たちがいると思いますけど、彼らに追いつき追い越せとアピールして、楽しみだなと僕らが思えるようなアピールをしてもらえれば。力の世界なので、若手が伸びていると言うのを、自分たちの力を見せて欲しいと思います」と若手の突き上げ、台頭を期待していた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)