鷹和田、初日からブルペン入り 40代2桁勝利に意欲「自分もチャレンジしたい」
工藤監督は40代で2度の2桁勝利をマーク
ソフトバンクの和田毅投手がキャンプ初日の1日、ブルペン入りし立ち投げで70球の気合のこもったピッチングを見せた。
和田はA組の投手陣の先頭を切ってブルペンに表れ、軽く肩を慣らすと内之倉ブルペン捕手に「立ったままでいいです」と言ってピッチングを開始。時折、内之倉捕手に左右のコースだけを指示して、立ち投げのまま70球を投じた。
当初はブルペン入りしないという話もあったが、和田は「気候的にも暖かかったですし、ユニホームを着ると選手としての血が騒ぐというか……。だから投げ過ぎないようにはしました」と笑顔を見せた。
初日のブルペンでは「肩、肘ではなく下半身で投げることを意識しました」とし「ピッチングというよりは下半身のトレーニングですね。しっかり(下半身を)使えましたが、ダメな時は素直にボールに表れる。でも昨年のキャンプ初日よりも状態はいいですよ」と振り返った。「明日のことを考えなければ100球でもいけたと思いますが、初日から飛ばしすぎないように」と、自らブレーキをかけて70球に収めたという。
このキャンプ期間中の21日に40歳の大台に達するベテラン左腕は「年齢のことは自分の中ではそこまで気にしていない」としながらも「工藤監督は40代で2度も2桁勝利を挙げていますし、自分もチャレンジしたいですね」と、同じ左腕として指揮官の記録に挑んでいくつもりだ。
「一番はケガをしないこと」とキャンプの完走はもちろん、143試合に戻るレギュラーシーズンでも最後まで投げ切ることを目指していく。
(Full-Count編集部)