元燕バーネット、レンジャーズと再契約に感謝「ここが自分の求める居場所」
条件面が下がった契約にも「悩むまでもないこと」
今オフにレンジャーズと再契約を結んだ元ヤクルト守護神のトニー・バーネット投手。MLB公式サイトは1年150万ドル(約1億7000万円)と条件面が下がったにも関わらず、バーネットが“レンジャーズ愛”を語り、喜びを口にしていることを伝えている。
一度はFAになりながら、再びレンジャーズのユニホームを着ることになった右腕。FA中は他球団の誘いもあったが、レンジャーズでプレーすることだけを考えていたと言い、「戻ってくることをほとんど確信していた。テキサスが最初に声をかけてくれて、悩むまでもないことだった。ここが自分の求める居場所なんだ」と再契約に喜びの声を挙げたという。
念願のメジャーデビューを果たした2016年には、レンジャーズで53試合に投げ7勝3敗15ホールド、防御率2.09の好成績をマークした。だが、昨季は怪我で故障者リストに入るなど50試合で2勝1敗4ホールド2セーブ、防御率5.49と成績を下げる形となった。それでもシーズン最後の数か月は好調時のパフォーマンスを取り戻した兆しがあったようで、「スランプに陥っていた。逃げ腰になっていたんだ。それを言い訳にしていたね。とにかく調子が良くなかった。少し肩の力を抜いて、気持ち的に楽になった。そうしたら結果がついてきたんだ」と自己分析している。
昨季レンジャーズのリリーフ陣は、ア・リーグで下から2番目の防御率4.76と低迷。今季も顔ぶれは変わらないが、昨季は大腸炎の手術で前半戦を棒に振ったディークマンが開幕から存在することなどを挙げ、「メンツは揃ってるよ。みんなうまくフィットしている。昨年は2016年とはとてもかけ離れていた。ファン目線だと、夜と昼(くらい真逆)なんだ」と、今季の巻き返しを約束した。
愛着のあるレンジャーズで、今季はバーネットがどのような活躍を見せるのか期待したい。
(Full-Count編集部)