ブルワーズがイエリッチに続きケイン獲得と米報道 5年総額87.7億円

ブルワーズへの移籍が発表されたロレンゾ・ケイン【写真:Getty Images】
ブルワーズへの移籍が発表されたロレンゾ・ケイン【写真:Getty Images】

昨季30発のサンタナと合わせ強力外野トリオを形成

 ブルワーズが強力な外野トリオを結成した。25日(日本時間26日)、マーリンズからクリスチャン・イエリッチ外野手をトレードで獲得した直後、ロイヤルズからフリーエージェント(FA)になっていたロレンゾ・ケイン外野手と契約合意に達したと複数の米メディアが報じた。

 今オフはここまで沈黙を保っていたブルワーズが動き出した。4人の若手選手と交換に、マーリンズから中堅イエリッチを獲得。さらには、今オフ屈指のFA外野手ケインとの契約合意にも至ったようだ。米スポーツ専門局「ESPN」のジェリー・クラスニック記者のツイッターによると、ケインとの契約には5年総額8000万ドル(約87億7100万円)にトレード拒否権やタイトル獲得ボーナスなども盛り込まれているという。5年総額8000万ドルは、現時点で今オフ最大のFA契約となった。

 ケインは2015年にロイヤルズがワールドシリーズ制覇を果たした時の優勝メンバーで、同年のリーグ優勝決定シリーズではMVPを獲得した。昨季は155試合に出場し、打率.300、15本塁打、49打点、26盗塁を記録。俊足巧打好守備で知られる31歳外野手だ。

 ブルワーズには昨季30発85打点とブレイクした25歳外野手のドミンゴ・サンタナがおり、イエリッチ、ケインが加わることで、メジャー屈指の強力外野トリオが生まれる。また、やや衰えは見えるものの、かつてMVPも獲得したことのあるベテラン外野手ライアン・ブラウンも健在で、一気に外野手と打線の層が厚みを増した。

 ドジャースからFAとなったダルビッシュ有投手の獲得にも興味を示していると言われるブルワーズが、ストーブリーグ終盤に来て、台風の目となり始めた。

(Full-Count編集部)

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